フジテレビで放送中の『夫婦の世界』は、後半を迎えて緊迫度がますます高まっている。まさに、息詰まる展開の連続なのだ。家庭サラン病院家庭医学専門医のチ・ソヌ(キム・ヒエ)と夫である映画製作会社代表のイ・テオ(パク・ヘジュン)。離婚したはずの2人がさらなる修羅場を迎えていると言えるだろう。
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象徴的な場面であった。ソヌの協力者だったヒョンソ(シム・ウヌ)がコサン市から離れて蔚山(ウルサン)に行こうとして駅に着いたときだ。恐ろしい表情で追いかけてきたのが、元カレでテオに取り入っていたインギュ(イ・ハクジュ)であった。この男はクセが悪い。
「見つかったら何をされるかわからない」
そう恐れて必死に逃げたヒョンソであったが、彼女はエレベーターのところでインギュにとうとうつかまってしまった。それからは画面が切り替わって謎めいた展開になった。ヒョンソがインギュによって屋上に連れ込まれたのは確かなのだが、彼女はなんとかインギュのもとから逃げ出した。それからしばらくして、インギュが駅舎の屋上から転落して死亡してしまったのだ。
彼はなぜ転落死したのだろうか。誰かに殺されたのか。重要なのは、そのときに駅にはソヌとテオもいたということだ。特にテオは極端に怪しい動きをしていた。ドラマでは大事な部分を見せていないので詳しい経緯はわからないが、「殺してやる!」と叫びながらテオがインギュを追いかけて行ったのは確かなのだ。
テオはさんざんインギュを利用したが、逆に金銭的な脅迫を受けるようになった。テオにとってインギュは間違いなく、邪魔者のワルなのだ。そんな男が転落死したとなれば、一番疑われるのがテオであることは当然かもしれない。
ソヌは病院での待遇や息子のトラブルなどで苦しい境遇になっている。絶体絶命のピンチだと言ってもいい。そのうえで、インギュの死亡を契機に次なる真相も明らかになっていくに違いない。本当に予断を許さない展開になってきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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