本当に、待ちに待ったドラマだった。11月24日から韓国SBSの新しい金土ドラマとして放送されている『マイ・デーモン』。日本ではNetflixを通じて配信されている。
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演出はキム・ジャンハン監督で、キャストはキム・ユジョン、ソン・ガン、イ・サンイ、チョ・ヘジュなど。素晴らしい顔ぶれだ。その中でも、一番の話題はキム・ユジョンとソン・ガンという最高レベルのビジュアル・スターが主人公カップルとして競演していることだ。
視聴者がドラマに没入する契機は個人それぞれにたくさんあるが、『マイ・デーモン』がスタートと同時に人気を集める理由はよくわかる。
たとえて言えば、「天下の美男美女のスター同士が、ありえない設定のワクワクするようなファンタジー・ワールドで躍動し、強烈な個性のキャラクター対決をする」というシチュエーションに尽きるのだ。まさに、『マイ・デーモン』はスタートからドキドキ感が止まらないドラマになっている。
ストーリーを見てみよう。
物事を冷静に分析する財閥の若き経営者ドヒ（キム・ユジョン）と、200年前から現代にやってきたデーモン（悪魔）のグウォン（ソン・ガン）。この2人が設定のミスによってお見合いをする場面が第1話で派手に描かれている。
ドヒはいきなりパンマル(タメグチ)のグウォンに嫌悪感を抱くのだが、トイレで鏡を見ていると、なぜか頬が赤くなる。
「なぜ?」
そう驚くドヒ。まさか、思い出せば頬が赤くなる何かをグウォンに感じてしまったからなのか。このあたりからドヒの感情が細やかになっていく。
そういう出会いから始まったドヒとグウォンのファンタジーな物語。契約結婚が大きなテーマになるのはラブコメの定番でもあるのだが、キム・ユジョンとソン・ガンの2人が演じると、今までのドラマとはガラリと変わる期待感が凄い。やはり、2人は異次元のカップルであるに違いない。たとえどんな展開になったとしても、2人の世界観の広がりを大いに堪能できるだろう。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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