フジテレビで放送中の『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で、ヤンキー出身のセレブ妻のチン・ジニを演じているのがオ・ナラだ。
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チン・ジニの夫はジュナム大学病院整形外科医師のウ・ヤンウ(チョ・ジェユン)。彼は病院で出世を狙うお調子者で、見込んだ上司にゴマをすって世渡り上手な面を見せている。それは妻のチン・ジニもまったく同じだ。
超高級住宅のセレブ妻たちにはそれなりの派閥があるのだが、彼女はリーダー的なハン・ソジン(ヨム・ジョンア)にくっついて必死になって主流派になろうとしている。とにかく目立ちたいのだ。
そんな軽薄で口達者な女性を演じているオ・ナラは、やたらとテンションが高い演技でドラマを賑やかに飾っている。彼女は舞台経験が多い本格的な演技派なのだが、『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』では自分もお騒がせのキャラを大いに楽しんでいる感じだ。
そんなオ・ナラは現代劇では多くの作品に出演しているが、時代劇にまったく出ていないわけではない。実は『オクニョ 運命の女(ひと)』に出演しているのである。
『オクニョ 運命の女(ひと)』は、チン・セヨンが典獄署(チョノクソ)で育った天才少女オクニョを演じて話題となった作品だ。
そのオクニョが育った典獄署とは、今でいう刑務所のことで多くの囚人が収監されていた。
そんなオクニョを演じたチン・セヨンの他に、朝鮮王朝第11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の王妃となった文定王后(ムンジョンワンフ)を演じたキム・ミスク、朝鮮王朝第13代王・明宗(ミョンジョン)を演じたソ・ハジュンなどが出演していた。
さらに、『SKYキャッスル』でヨム・ジョンア演じるハン・ソジンの夫でジュナム大学病院整形外科長カン・ジュンサンを演じているチョン・ジュノが、『オクニョ』で文定王后の弟の尹元衡(ユン・ウォニョン)に扮している。
その『オクニョ 運命の女(ひと)』で、オ・ナラは妓房・素素楼の主人ファン・ギョハとして登場していた。
女優として多彩な演技で見る人を楽しませるオ・ナラ。ドラマごとに違った魅力を見せる彼女が今後どんなキャラクターを演じるのかに注目したい。
文=大地 康
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