韓国JTBCで2018年11月から翌年2月まで放送された『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』。ケーブルテレビ局のJTBCでの放送にもかかわらず、最高視聴率23%という驚くべき数字をたたきだして、社会的なブームまで巻き起こした。これほど大人気となった傑作ドラマが、11月6日からフジテレビで放送されている。
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超高級マンションに住むセレブたちの野心と虚栄を赤裸々に描いたドラマで、子供たちを難関大学に入学させるために何でもやる母親たちがどんどん出てくる。そんな『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で、強烈な個性のキャラを演じている女優陣にまじって異彩を放っている男優がチョン・ジュノだ。
彼はヨム・ジョンハが演じているヒロインのハン・ソジンの夫に扮している。その夫とはカン・ジュンサンであり、大学病院の医師を務めている。そんな立場の男をチョン・ジュノは重厚な雰囲気で演じている。
彼の俳優としてのキャリアを見てみよう。
1970年10月1日に生まれた。1995年にデビューしたあと、抜群のルックスと確かな演技力で一気に注目され、『ラスト・スキャンダル』『IRIS-アイリス-』『逆転の女王』などで目立ってきた。その中で特に強烈だったのが時代劇『オクニョ 運命の女(ひと)』に出演して、尹元衡(ユン・ウォニョン)に扮したことだ。
ここで演じた男は、とてつもない悪人であり、賄賂政治ばかりしていた。本当に嫌われるキャラなのだが、チョン・ジュノは凄みを見せて辛辣な姿を披露して強烈な印象を残した。
また、チョン・ジュノは『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』の直後には『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』に出演して、歴史でも有名だった光海君(クァンヘグン)の役で激しい情念で見せていた。
チョン・ジュノというのは本当に情感が豊かな俳優であり、演じるキャラクターに魂を徹底的に吹き込む男優である。そんな彼の演技を『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』でも大いに堪能しよう。
文=大地 康
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