韓国ドラマの人気ジャンルといえば、真っ先に時代劇が思い浮かぶ。最近でいえば『赤い袖先』や『シュルプ』の評価が高かったし、レジェンド級の作品なら『トンイ』『宮廷女官 チャングムの誓い』といった傑作が記憶に残っている。
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そんな作品のロケ地となったソウルの王宮をたくさん紹介しているのが『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地＆ご当地グルメ紀行』(双葉社)である。
たとえば、昌徳宮(チャンドックン)の中にあって「朝鮮王朝時代の自然美の極致」と称される秘苑(ピウォン)も大きく取り上げられており、王宮めぐりの醍醐味を堪能できる内容となっている。
また、本書は「まだ行ったことがない韓国の名所を1冊で訪ね歩く」というテーマを持っており、「歴史的な王宮めぐり」の他に「人気ドラマのロケ地」「これぞ絶品グルメ」「美しい島の旅」「忘れられない絶景」などが紹介されている。
実際、「こんなところまで?」と驚くほど「隠れた名所」を探し出しており、第3章の「島の旅」では地方旅の極意をスリリングな展開で教えてくれる。また、読み進めるたびに韓国人の情の深さが伝わってくる構成になっている。
著者は韓国旅行に精通している地方旅プランナー＆エッセイストの小暮真琴さんと韓流書籍を多数執筆している作家の康熙奉(カン・ヒボン)さん。特に小暮真琴さんは、韓国訪問回数が200回以上で韓国全自治体162市郡を踏破したスペシャリストだ。
巻末には2人の対談があり、「1人旅でグルメを満喫する秘訣」「地方で宿を見つける効果的な方法」など韓国旅に必要なノウハウが解説されている。
こうして『韓国ひとめぼれ感動旅 韓流ロケ地＆ご当地グルメ紀行』は、王宮をはじめとして韓国の名所＆グルメを堪能したい人にふさわしい韓国ガイド＆エッセイになっている。
文＝「韓ドラ時代劇.com」編集部
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