重鎮俳優イ・スンジェの演技力が光る!名君英祖の決断とは?

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『イ・サン』は6月12日の第19話で、英祖(ヨンジョ)の病状に変化があった。彼は高熱を発して重体にあったのだが、奇跡的に回復して周囲の者たちを安堵させた。

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こうして国政に戻った英祖は、イ・ソジンが演じる世孫(セソン)に摂政を任せる、と王命を発した。しかし、世孫と敵対する老論派が多い重臣たちは大反対した。それでも英祖は意志を曲げなかった。当時の英祖は80歳を超えていた。自らの体力の衰えを痛感したからこそ、世孫に国政を委ねたかったのだ。それは本当に熟慮したうえでの結論であった。

こうした英祖を演じたイ・スンジェは、韓国芸能界を代表する重鎮俳優である。演技の経験は随一であり、80歳を超えた名君を演じるのに最適な俳優だった。特に、王朝の重大事に政策を決定するという重みを表現するのに、これ以上の俳優はいなかったことだろう。本当にイ・スンジェならではの重厚な演技であった。

そんな彼は、『イ・サン』の後に『善徳女王』『王女の男』『馬医』などの時代劇に出演している。

『善徳女王』はイ・ヨウォンが新羅の第27代王となった善徳女王を演じた作品で、イ・スンジェは新羅の第24代王で善徳女王の曾祖父の真興王(チヌンワン)を演じた。

『イ・サン』で英祖を演じたイ・スンジェ

ベテラン俳優ならではの魅力

『王女の男』は、パク・シフがキム・ジョンソの息子キム・スンユ、首陽大君(キム・ヨンチョル扮)の長女イ・セリョンをムン・チェウォンが演じていた。本作でイ・スンジェはキム・スンユの父親キム・ジョンソ役で出演していた。

『馬医』は、チョ・スンウが朝鮮初の漢方外科医で馬医のペク・クァンヒョン、イ・ヨウォンが医女のカン・ジニョンを演じていたドラマで、イ・スンジェは恵民署提調のコ・ジュマン役を務めていた。

上記の作品以外にも、『王の顔』では朝鮮最高の観相師ペク・キョン、『夜を歩く士(ソンビ)』では朝鮮王ヒョンジョ、『六龍が飛ぶ』ではイ・ソンゲの父親イ・ジャチュンとして演技を披露している。

時代劇で魅了的な演技を披露しているイ・スンジェ。『イ・サン』でも朝鮮王朝第21代王・英祖として見事な演技を披露している彼の演技を、他の作品でもぜひ堪能してほしい。

文=大地 康

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