『紳士とお嬢さん』で娘を騙した両親の罪はどこまで重いのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』では、4月26日の第54話で一応の決着を見た。ヨングク(チ・ヒョヌ)とパク・ダンダン(イ・セヒ)の交際に強く反対していたスチョル(イ・ジョンウォン)とエナ(イ・イルファ)は、ダンダンを強引にアメリカに行かせようとしたが、彼女がすべてを知って計画は霧散した。

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そもそもスチョルのやり方はあまりにも無理があった。ダンダンがエナの正体を知らないうちに、アメリカに行かせてヨングクとの仲を裂こうとした。エナもかつてダンダンのことを捨ててしまったくせに、やはり自分の娘が可愛いと思い、アメリカで一緒に暮らしたいと思った。

その際、スチョルからは、「自分が実母であることを絶対に隠してくれ」と頼まれていた。こうして、スチョルとエナは娘が真実を知らないと思い込んで、アメリカ行きを強行しようとしていた。

しかし、ダンダンはすでにDNA鑑定をして、エナが実母であることを知るようになった。ヨングクも、探偵社の詳細な報告によってエナの正体がわかっていた。それなのに、まだスチョルとエナはダンダンを騙そうとした。

全てを知ったダンダンはさらに衝撃を受け、スチョルを「絶対に許さない」と非難し、エナに対しても「二度と自分の前に現れないで」と警告した。

娘を騙す両親を演じたイ・ジョンウォン(左)とイ・イルファ

両親が犯した重い罪

結局、ダンダンは海辺で倒れてしまい、危ないところをヨングクに助けられて緊急入院をした。その後ヨングクの家に戻ったダンダンは、ようやく平静さを取り戻した。ヨングクもダンダンをもう離さないと固く誓った。

この騒動は、スチョルとエナが娘を根本的に騙したことが原因となっていた。それほど両親が犯した罪は重かったのだ。それにもかかわらず、まだスチョルはダンダンのことを自分の思う通りにしようとしていた。こうなってはダンダンが拒否反応を示すのも無理はない。

当初、スチョルは誠実で物分かりがいい男だったが、自分の娘のことになると強引でわがままな男に変身してしまった。今後はスチョルが大いに反省して、娘の幸せを心から考えられる父親になってくれることが一番いいのだが……。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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