テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』では、4月7日の第42話でダンダン(イ・セヒ)の「実母探し」が大きなテーマになっていた。
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ダンダンは父親のスチョル(イ・ジョンウォン)から、「母親は死んだ」とずっと聞かされていた。
しかし、彼女は街で「昔住んでいた家の近所のおばさん」と偶然に再会した。その時に、母親が生きていてアメリカに行ったという話を聞いてしまった。
そのことでショックを受けたダンダンは、スチョルに対して再び母親のことを聞いたのだが、スチョルは「母親が死んだと思え」としか言わなかった。結局、母親の名前も年齢も絶対に教えてくれなかった。
実はスチョルはダンダンの母親がエナ代表(イ・イルファ)であることをDNA鑑定で突き止めていた。その事実を知って激怒したスチョルは、エナ代表を平手打ちにして、「もう二度と自分たちの前に現れるな」と警告した。
こういう事情もあるので、スチョルはダンダンに「母親が死んだと思え」と何度も言ったのである。
しかし、ダンダンは諦めきれない。昔の家を訪ねたりして必死に探して、手掛かりをつかもうとした。そして、「昔住んでいた家の近所のおばさん」にもう一度会うことができた。
その場でおばさんから「母親はスチョルが浮気したから家を出たのではなく、母親が自ら夫と生まれたばかりの子供を捨てて逃げたのだ」ということを聞いた。
これを聞いたダンダンはさらに大変な衝撃を受けた。
生まれたばかりの自分を捨ててしまうなんて……。その事実を知って、母親を探す情熱がうせてしまった。
実はダンダンはヨングク(チ・ヒョヌ)に対して「母親を探してください」と依頼していた。そこまでしたのだが、今度はヨングクに会って「もう母親を探さなくても大丈夫です」と言うしかなかった。
このように、ダンダンの心は母親をめぐって大きく揺れ動いた。しかし、実は彼女の母親はまさに慕っているエナ代表なのだ。
そのことにダンダンはいつ気が付くのか。後半を迎えている『紳士とお嬢さん』の今後の展開から目が離せない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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