大ヒット作『ザ・グローリー』脚本家が語る“その後”。「2人は地獄に向かって…」

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Netflixオリジナルシリーズ『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』を手掛けた脚本家キム・ウンスクが、熱い声援に対する感謝とここ数カ月間の心境が綴られた一問一答を伝えた。

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『ザ・グローリー』は、高校時代に壮絶ないじめを経験して人生を壊された女性ムン・ドンウン(演者ソン・ヘギョ)が、十数年の時を経て加害者の子供が通う小学校に赴任し、綿密に練った復讐計画を実行に移す物語。

3月10日に公開されたパート2(第9話~最終回)は、公開から3週連続でNetflixグローバルTOP10の非英語部門1位をキープしている(3月29日時点)。

キム・ウンスクは「感謝の挨拶は死ぬまでしても足りなさそうだ。韓国の視聴者のみなさん、世界の視聴者のみなさん、私は今楽しいです!」と、劇中のセリフを借りて視聴者に感謝を伝えた。

以下、キム・ウンスクの一問一答全文。

Q.1『ザ·グローリー」に多くの愛情を寄せた韓国や世界の視聴者に挨拶をどうぞ。

「感謝の挨拶は死ぬまでしても足りなさそうだ。なので、この場を借りて短くしてみようと思う。韓国の視聴者のみなさん、そして全世界の視聴者のみなさん。私は今、とても楽しいです!」

Q.2 パート2が公開される前まで、 どう過ごしていたか。

「ドラマ脚本家の宿命について考えた。というのは、OTTではなくテレビで放送された時は、オンエアが終わって視聴率が出る翌朝7時まで、約8時間ほどの地獄があった。だから今回はOTTだから楽しめばいいと思っていたが、違った。パート1とパート2の間に100日を超える地獄が待っていた(笑)。これが脚本家の宿命のようだ」

キム・ウンスク(画像=Netflix)

Q.3 名台詞、名シーンを挙げてみると?

「セリフを選ぶとキリがないので、シーンを選んでみた。

①警察署でのシーン。『(話を)聴かないと。18年も経ったけど…』警察とドンウンの演技が良すぎて、知ってる内容なのに涙が出た。
②幼いドンウンとマンションの大家の過去。『春に死のう、春に』ソン・スクさんがセリフを放った瞬間、幼いドンウンと同じタイミングで号泣した。
③最終回の最後のシーン。ドンウンを生きる理由にしたいヨジョンと、ヨジョンを生きる理由にしたいドンウンの愛の告白は『生きたい』の違う表現だった。
④ソヒが憑依されるシーン。ソヒの存在を感じるドンウンの演技が圧巻だった。
⑤ヨジョンとドヨンの囲碁のシーン。ヨジョンが言う被害者たちの“原点”が好きだ。そのセリフこそ『ザ・グローリー』のテーマでもあり、ヨジョンの口で伝えたかった。イ・ドヒョンさんが息遣いまで完璧に伝えてくれた。
⑥ヨンジンとシン所長の葬儀場でのシーン。叫ぶヨンジンの演技が凄すぎた」

Q.4 ドンウンとヨジョン、ドヨンは幸せになれるか。

「ヨジョンとドヨンの歩みは、復讐と破滅で合っている。復讐の過程で彼らも加害者になり、だからまた別の地獄である刑務所に行くこと以外には生きる方法を知らない。しかし、ヨジョンとドンウンの2人は、一緒に天国に向かうように地獄に向かっていく。まさに狂った愛だ」

Q.5 出演した俳優へのメッセージをどうぞ。

「大人の俳優さんたちには、映像やプライベートの席で感謝を伝える機会が多かった。だから今回はその他の俳優さんたちに感謝を伝える。子役のみなさん、イェソルからソン・スクさん、すべてのお母さんたち。どのシーンも空くことなくぎっしり埋めてくれたすべての俳優さんたちに心から感謝する」

Q.6 『ザ・グローリー』の見どころは?

「少しずつ観てもいいし、イッキ見してもいいし、それともすごく時間が経ってから観ても大丈夫。ただ、最終回まで必ず観てほしい。そして被害者の方々の“原点”を応援してください」

Q.7 ドンウンへのメッセージをどうぞ。

「愛するドンウン。すごく痛かったと思う。たくさん泣いたと思う。すごく死にたかったでしょね。それでもここまで来てくれて本当にありがとう。大変だったと思うけど、あなたが歩んできたそのすべての道が誰かにとっては“地図”になったことを知ってほしい。だからいつかの春には必ず満開になることを祈るよ」

(記事提供=OSEN)

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