ナム・ジュヒョクが3月20日に入隊してこれから1年半の兵役生活に入っていく。すでにDisney+オリジナルシリーズ『ビジランテ』(原題)の撮影を終えているので、彼の兵役期間中に新作ドラマを見ることができるだろう。ナム・ジュヒョクの芸能界での不在を惜しむと同時に、新しいドラマの演技を見るのも大いに楽しみだ。
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そんな中で、振り返ってナム・ジュヒョクの主演作を再び見るなら、真っ先に取り上げたいのが『二十五、二十一』である。
このドラマは2022年2月12日から4月3日まで韓国tvNで放送された。
物語の最初の設定は1998年で、経済危機によって一家が離散してしまったペク・イジンの役をナム・ジュヒョクが演じた。彼とラブストーリーを展開するナ・ヒドに扮したのはキム・テリ。二人の若々しい姿がドラマを華麗に彩っていた。
ナ・ヒドはフェンシングで国家代表を目指す高校生。バイタリティがあり、フェンシングの強豪校に自ら転校してライバルとなるコ・ユリム(ボナ)と熾烈な競争を繰り広げていく。
そんなナ・ヒドを温かく応援したのがペク・イジンであり、彼は心優しきナイスガイであった。こうしてこのドラマはオリンピックの優勝をめざすナ・ヒドの奮闘ぶりが中心になっていくが、ペク・イジンもやがてテレビ局の報道記者になり最後はニュースアンカーにまで成長した。
そんな多様性を持った青春群像劇が『二十五、二十一』の良さであった。同時に、青春時代の忘れられない思い出を象徴的に描いたドラマともなっていた。
とにかくペク・イジンの演技に魅了された。彼は本当に爽やかなルックスと情緒ある感性を持った俳優だ。そんな彼が活躍した『二十五、二十一』が最も注目されたのがちょうど1年前。
今や主役のナム・ジュヒョクも兵役に入ってしまったが、何度見ても『二十五、二十一』には新しい発見があるので、ナム・ジュヒョクの不在を精神的に埋めるためにも『二十五、二十一』を繰り返し見ておきたい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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