韓国JTBCで放送されている『愛と、利と』は、1月26日で第12話が放送された。Netflixでも同時配信されているが、ドラマにとてつもない変化があった。
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ユ・ヨンソクが演じるKCU銀行係長のハ・サンスは、窓口係のアン・スヨン(ムン・ガヨン)を愛しながら、銀行の代理職のパク・ミギョン(クム・セロク)と付き合っていた。彼女は裕福な家庭で育ち、大学の後輩でもあった。しかし、パク・ミギョンが高価な車や高級スーツをサプライズでハ・サンスにプレゼントした。
このことで自尊心を傷つけられた彼は、価値観の違いを自覚するようになり、結局は別れる決断をした。しかし、パク・ミギョンはまったく納得していない。絶対に別れないと彼女は強烈に言い放った。
窮地に追い込まれたハ・サンス。それでも、彼はアン・スヨンとの愛を成就させようと必死になっている。
そのアン・スヨンが同棲している相手が銀行の支店で守衛をしているチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)。彼は純朴な性格で礼儀正しい青年であり、銀行で働きながら警察官になるための勉強に励んでいる。そんな彼が第12話のエンディングで別人のように人が変わってしまっていた。
チョン・ジョンヒョンは朝の始業時に支店に現れると、アン・スヨンを厳しく問い詰めたあと、そばにいたハ・サンスに向かって突進していった。
てっきり、標的がハ・サンスだと思ったら、彼の先に立っていたソ・ギョンピル(ムン・テユ)に襲い掛かって殴りつけた。驚いたハ・サンスが詰め寄ると、チョン・ジョンヒョンは汚い言葉でハ・サンスをなじった。信じられないような醜態だった。
典型的な善人だったチョン・ジョンヒョンが、一夜にして野獣のような目をした獰猛な男になってしまった。そこには、いったい、何があったのか。
さらに、ハ・サンスにとって大学の同期生で銀行支店でも同僚のソ・ギョンピルは、なぜチョン・ジョンヒョンに殴られなければならなかったのか。彼がアン・スヨンに何をしたのか。
謎めいた展開になってきた『愛と、利と』。終盤に向けてますます面白くなった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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