俳優ユ・ヨンソクが描くハ・サンスの魅力にキリがない。
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ユ・ヨンソクはNetflixで配信中のドラマ『愛と、利と』(JTBC)でKCU銀行ヨンポ支店の係長、ハ・サンス役を演じている。ハ・サンスという「良い人」は、ユ・ヨンソクの演技によって魅力の終わりを感じさせない。
(※以下、ネタバレあり)
サンスはパク・ミギョン(演者クム・セロク)が惚れるしかない男だった。同級生の結婚式で他の後輩がお金持ちのミギョンに「偽善はやめろ」と皮肉ると、サンスは「何が言いたいかは分かるが。ミギョンは頑張ってる」と、断固で思慮深く忠告した。
その後、ミギョンの話を黙々と聞いたサンスは「人は皆それぞれの傷と不幸がある。生半可に判断することも、生半可に慰めることもできない」と優しく慰め、ミギョンの酔いが覚めるまで待ち、二日酔い止めまで買ってきてくれた。
一方、思いを寄せていたアン・スヨン(演者ムン・ガヨン)の守護天使と化したサンス。
彼は支店長が怒鳴りながらスヨンに近づくと、その前を遮って彼女を守った。不当な待遇を受けたスヨンのために支店長を経費横領で告発し、これが本社監査の決定要因にもなった。
自分にマイナスになる行動までしたサンスだが、サンスの気持ちはスヨンに届かなかった。結局気持ちを整理して背を向けたサンスのさびしい姿が、視聴者を切なくさせた。
ユ・ヨンソクはハ・サンスというキャラクターをより魅力的に表現している。
淡々としながらも心のこもった声で話す彼のセリフがより大きな響きと慰めを与えるのはもちろん、優しくて繊細な振る舞いは見る人たちのときめき度を高めた。
サンスがミギョンの気持ちを受け入れる展開で興味を増したなか、ユ・ヨンソクが描き出す今後の話に期待が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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