お正月にゼッタイ見たい!新年にふさわしい時代劇の傑作3選とは?

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お正月こそ新たな気持ちで面白い韓国ドラマを見よう、という人が多いことだろう。新年最初に見るドラマはどんなジャンルのものがいいか。そう考えているなら、ぜひ時代劇はどうだろうか。それも、「まさに傑作!」という呼び声が高い作品を集中的に見ていくのがいい。そんなわけで、韓国時代劇の中でとっておきの傑作を3つ選んでみた。

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『赤い袖先』(MBC/全17話/2021~2022年)

画像=MBC

朝鮮王朝の王宮を舞台にした時代劇の最高傑作と評する声も多い。イ・ジュノが演じる22代王・正祖(チョンジョ)と宮女ソン・ドギム(イ・セヨン)の自立的な愛を描いている。旧来の保守的な「国王と宮女の上下関係」ではなく、もっと開放的で高い志を持った恋愛感情がドラマを貫いている。

イ・ジュノの抑制的な演技とイ・セヨンの繊細な表現力が見事に融合。歴史エピソードがドラマの名場面に次々と昇華して、本当に見応えのある時代劇になっていた。また、王宮に奉職している女官たちの生き方がサイドストーリーとして描かれており、重層的な物語構成がとても素晴らしい。

出演者(役名)
イ・ジュノ(イ・サン)
イ・セヨン(ソン・ドギム)
イ・ドクファ(英祖)
カン・フン(ホン・ドンノ)

『恋慕』(KBS/全20話/2021年)

写真提供=イヤギサニャンクン、Monster Union

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で2022年最高の女優となったパク・ウンビンが前作で主演した時代劇だ。朝鮮王朝の世子嬪(セジャビン/世子の妻)が不吉とされる双子を産んだ。双子は男女。こうなると女の子は抹殺される運命になる。しかし、殺されたはずが生きていて宮女のタミとして王宮に入ってくる。

彼女の兄は王の孫となったイ・フィ。彼は間違って殺されてしまい、タミがイ・フィに成り代わることになった。その後、イ・フィ(実際はタミでパク・ウンビンが男装して演じている)は冷淡な世子になるのだが、学問の師匠チョン・ジウン(ロウン)と胸騒ぎがする関係になっていく……。こういう展開の時代劇だが、ドキドキの朝鮮王朝物語として見ても珠玉のラブストーリーだ。

出演者(役名)
パク・ウンビン(イ・フィ)
ロウン(チョン・ジウン)

『シュルプ』(tvN/全16話/2022年)

画像=tvN

キム・ヘスが演じるファリョン王妃は、冒頭からピンチの連続だった。最愛の世子が病に倒れ、あとの4人の大君(テグン/国王の正室が産んだ息子)が当初は頼りなかった。むしろ、側室が産んだ王子が国王の後継者になりかねない状態に陥っていた。しかも、対立する大妃が手ごわく、ファリョン王妃は劣勢に立たされた。そこから、どう巻き返していくのか。

彼女が次々に繰り出す起死回生の秘策が凄い。まさに手に汗を握る緊迫シーンの連続だが、エピソードが本当によく出来ている。また、二男のソンナム大君を演じたムン・サンミンが新人として素晴らしい印象を残した。

出演者(役名)
キム・ヘス(ファリョン王妃)
ムン・サンミン(ソンナム大君)
キム・ヘスク(大妃)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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