Netflixで配信中の『エージェントなお仕事』(tvN)に主演する俳優イ・ソジンが、さまざまな魅力を披露している。
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劇中の舞台となるメソッドエンターテインメントには、誰もが能力だけは認めるエンタメ系の人材がいる。イ・ソジン扮する総括理事のマ・テオだ。
あまりにも優れた能力のため、ライバル社あるスターメディアからもスカウトされるほど。そこで、ライバル社まで魅了したマ・テオ理事の能力を探ってみた。
(※以下、ネタバレあり)
テオの非凡さは初回から現れた。所属女優チョ・ヨジョンがクエンティン・タランティーノ監督の新作のキャスティングを取り消された時、担当マネージャーのキム・ジュンドン(演者ソ・ヒョヌ)が気をもんで戦々恐々としているなか、彼は素早くエージェンシーの代表に会った。
そして、厳しい韓国での撮影許可を簡単に取ってあげるという提案で監督の心を取り戻した。“台本コレクター”と言われるチョン・ジェイン(演者クァク・ソニョン)すら手に入れられなかった有名脚本家の台本も唯一持っていたマ・テオ。さすが“凄腕”と呼ばれるだけのことはあった。
計算にも長けているだけに、収益を最大限に引き出すための戦略作りもさすがだった。
シーズン制の大作を準備している制作会社から嫁役として所属女優ソ・ヒョリムと密かにコンタクトを取っているという情報を得たマ・テオ。彼はソ・ヒョリムと実際に嫁姑関係にある女優キム・スミを姑役に提案し、所属女優2人を1つの作品に投入するという戦略を成功させた。
これらを可能にするのは、聞いていると頷くしかない彼の巧みなコミュニケーション技術だ。
アクション作品の主役として新人を考えている監督には、「主役はアクションができて、知的で英語も話せないと…」と言い、自然と所属女優スヒョンを薦めた状況がそうだった。さらには「彼女が監督の大ファンです」という少しの嘘まで加え、監督を完全に丸め込む。彼がどうして総括理事の座にいるのかが十分にわかる場面だった。
しかし、彼にも失敗はある。所属俳優たちを連れてスターメディアに移ろうとするも、ひょんなことからメソッドエンターテインメントを守ったヒーローとして崇められることになったのだ。
信頼が大事なこの業界で、裏切りとは許し難い行為。そうしてマ・テオは代表が亡くなったメソッドエンターテインメントに残って、会社を復活させなければならなくなった。
彼の次のプランは何か。また、どういう能力で困難を乗り越えていくか。今後の展開で彼が見せる活躍が、見どころの1つになっている。
(記事提供=OSEN)
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