BTSで最年長となるJINが今年中にも兵役に入る予定である。さらに、他のメンバーも来年になると次々に兵役に就く流れになりそうだ。
【写真】BTSが兵役を経て2025年に再びグループとして活動することは可能なのか
そのときには、何人かのメンバーが軍楽隊に入るのではないだろうか。それを勧めたくなる3つの理由を考えてみよう。
1つ目は入隊中に音楽を通して軍務を全うできるということ。自分の音楽的なセンスを軍務に生かせるし、好きなことに携われるので精神的な負担も軽減できる。それほど、軍楽隊というのは、K-POPの出身者には好ましい環境なのである。
2つ目はケガが少ないということ。通常、兵役で一番多い陸軍の歩兵になると、軍務の過程でケガをする場合もある。それは、軍隊であれば仕方がないことなのだ。しかし、軍楽隊の隊員は多少の軍事訓練を行なうとしても大半は楽器の練習と演奏活動に集中しており、それだけケガをする割合が低いのである。
3つ目は音楽会の公演などを通して兵役中の様子がファンに伝わるということ。軍楽隊には民間支援という重要な役割があって市民たちと音楽交流をする機会が多い。それだけに、軍楽隊の活動はいつもオープンになるのだ。もしBTSのメンバーが軍楽隊の隊員になれば、その元気な様子がどんどん紹介されていくだろう。それはファンにとっても、とても心強いことなのだ。
このようにメリットが多い軍楽隊だが、師団所属の軍楽隊であれば、新兵訓練のあとに選抜されてメンバーに入れてもらえる可能性が高い。受け持つ楽器に関しても、打楽器が適切かもしれない。
普通、師団の軍楽隊は25人前後の構成になっているが、その際にはシンバル・太鼓などの打楽器を受け持つ要員が4人ほどいて、楽器の未経験者でも受け入れてもらえる。実際、東方神起のユンホは軍楽隊の打楽器奏者として活動していた。
そのような先例もあるので、仮にBTSのメンバーが兵役に入って自ら軍楽隊への入隊を願い出れば、希望がかなう割合が高いと思われる。そのあたりは、彼らもしっかりリサーチしていることだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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