Netflix(ネットフリックス)新作シリーズ『サムバディ』のスチール写真が初公開された。
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映画『ハッピーエンド』『ウンギョ 青い蜜』などを手がけたチョン・ジウ監督の初のシリーズ演出作である『サムバディ』は、出会い系アプリ「サムバディ」を媒介にした殺人事件が起き、そのアプリの開発者であるキム・ソムと、その友人たちが謎の人物と関わることで繰り広げられる物語だ。
制作陣は自分だけの“サムバディ”(誰か)と繋がりたい、見つけたい人間の普遍的な欲望と、現代社会の断面を見せる出会い系アプリが融合した繊細な物語を自負している。
公開されたスチール写真は、4人のキャラクターたちの予測できない心を見せながら好奇心をくすぐった。
まず、暗くねじれた欲望を持つ売れっ子建築家ソン・ユノ役のキム・ヨングァンが、新境地を予告する。キム・ヨングァンは「平凡で親切だが、ふとした表情が怖い人」(チョン・ジウ監督)というユノを完璧に演じ上げたという。
新鋭カン・ヘリム、キム・ヨンジ、キム・スヨンの存在感も、物語への期待を高める。チョン監督は数カ月間続いてオーディションを通じて、俳優たちが持つ本来の魅力を覗いた。オーディションで選ばれた俳優たちについて「それぞれユニークな魅力を持っており、目が離せない」と絶賛している。
“サムバディ”を開発した天才プログラマー、キム・ソムを演じた女優カン・ヘリムは、キャラクターに対する深い理解と愛情をもとにキャラクターを演じた。「他人とのコミュニケーションができず、する必要も感じない」ソム役を演じるため、ヘア、ネイルのような美容もすべて辞め、合理的な暮らしをするプログラマーに完璧になりきった。
『ミスター・サンシャイン』『ザ・キング: 永遠の君主』で個性的なビジュアルを披露したキム・ヨンジは、人々が知らないものを見て感じるイム・モグォン役を演じた。彼女は役作りで10キロ増量し、ソムを手伝うモグォンの温かい性格を表現している。
キム・スヨンは、事故で車椅子生活になったサイバー捜査隊所属警察のヨン・ギウン役。彼女はチョン監督との多くの会話を通じて喪失感を抱えるも活発で自尊感情の高いキャラクターを作り上げた。
『サムバディ』について、チョン監督は次のように語る。
「誰もが自分に誰かいたらいいな、という気持ちを諦められない。私たちは連結と関係をあきらめられないし、それが持つ困難と危険を語る。私たちは皆、誰かが必要だ」
正しいことより、望むことを追求する人間の内密な心理と、欲しいものを手に入れようとする時ですら便利さを追求する現代社会に一石を投じる『サムボディ』は、11月18日にNetflixで配信開始される。
(記事提供=OSEN)
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