韓国ドラマでは、名作と言える作品に多く出演してきたペ・スビンのデビュー作は以外にも中国映画だった。デビュー後も3年間は中国で活躍していた彼が注目されるきっかけとなった作品が『朱蒙[チュモン]』である。
【写真】『トンイ』のチョンス兄さんさん役ペ・スビンが歩んだ人生とは?
ソン・イルグクが主人公の朱蒙を演じた時代劇で、高句麗が舞台となっている。さらに、ハン・ヘジンやチョン・グァンリョルといった名俳優たちも出演している。
そんな高句麗を建国した英雄として知られる朱蒙の活躍を描いた本作で、ペ・スビンはドラマに登場するヨンタバル商団の参謀サヨン役を務めていた。
この『朱蒙[チュモン]』に出演した後は、『風の絵師』で朝鮮王朝22代王・正祖(チョンジョ)に扮し、『華麗なる遺産』ではハン・ヒョジュ扮するウンソンに好意を寄せるレストラン経営者のパク・ジュンセを演じている。
他にもペ・スビンは『天使の誘惑』や『私の期限は49日』、『最高の結婚』、『恋するジェネレーション』などのドラマに出演してきたが、一番の名作はやっぱり『トンイ』だろう。
朝鮮王朝19代王・粛宗(スクチョン)の時代を背景に描かれた時代劇で、チ・ジニが粛宗役を務めていた。
主人公のトンイ役はハン・ヒョジュが演じており、そのトンイの少女時代をキム・ユジョンが演じた。
今でも人気の衰えることのない『トンイ』でペ・スビンが扮していたのは、剣契(コムゲ)の頭目であるチャ・チョンスというキャラクターだ。
ちなみに、「剣契」とは、腕に自信のある剣客たちの契ではなく、無法者たちの契だったと言われており、朝鮮王朝時代に存在した組織だった。
これらの名作でキャリアを積んできたペ・スビン。彼が演じていたキャラクターはとても存在感があり、ドラマが終わった後も視聴者たちに強い印象を残している。
もし、彼が次に時代劇に出演するとしたらいったいどんな役になるのかが興味深い。
文=大地 康
■【写真】『トンイ』でペ・スビンが演じた役は彼の誠実さがよく表れていた!
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