話題の新作『シスターズ』が韓国tvNで9月3日から放送が始まった。Netflixでも同時配信されており、9月4日にオンエアされた第2話までを見ることができる。
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この時点で、この『シスターズ』が間違いなく傑作になると確信できる。ストーリーの出来と俳優陣のレベルがとても高いからだ。
このドラマをとことん楽しむためには、まず登場人物をしっかり把握しておく必要がある。母親が夜逃げして残された三姉妹が物語の中心になるが、その三姉妹はみんな強い個性を持っている。
長女のオ・インジュ(キム・ゴウン)は建設会社で経理をしている。会社では仲間外れになっていて、唯一の付き合いがあった女性が会社で巨額の裏金を作って自殺してしまった。しかも、ヨガの会員証を譲られて個人ロッカーを開けてみたら大金が入っていた。驚愕するインジュ。こうして彼女は知らなかった不正経理の暗部に巻き込まれていく。
二女のオ・インギョン(ナム・ジヒョン)はテレビ局の報道記者。彼女は勤務中に飲酒をする癖があり、それが会社にバレて停職1カ月の処分を受けてしまう。しかし、ジっとしているインギョンではない。彼女はソウル市長選挙への出馬をめざすエリートの過去の恐ろしき工作の解明に首をつっこんでいく。しかし、次々と奇怪な事件が待っていた。
三女のオ・イネ(パク・ジフ)は絵画の才能が持った高校生。彼女は姉2人の援助を断って自分なりに経済的に自立する方法を模索する。その手段が、裕福な令嬢の絵画コンクールに手を貸すことだった。
それぞれ人に言えない闇を抱えた三姉妹。ドラマでは、彼女たちの動きがスリル満点に描かれるのだが、そこに関わってくる重要人物が2人いる。
1人は、インジュが勤めていた会社の不正経理事件を調べるチェ・ドイル(ウィ・ハジュン)。インジュと一緒に不正経理の背景を調べるのだが、彼にはもっと違う目的が見え隠れする。果たして、それは何なのか。
もう1人はインギョンの幼なじみのハ・ジョンホ(カン・フン)。彼も、インギョンのそばにピッタリ付いて闇の事件をあばく側にまわりそうだ。
以上の5人が中心になって物語が進んでいく『シスターズ』。まだ第2話までを見ただけだが、ワクワクするほどに面白い。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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