2010年以降の韓国ドラマを見てきてセンセーショナルな話題として大きく取り上げたいのが、「強力な演出家&脚本家のコンビ」が誕生したことだ。それは、シン・ウォンホ監督とイ・ウジョン脚本家のことだ。
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この2人が作り出した作品は、この10年の韓国ドラマをいかに輝かせたか。なにしろ、『応答せよシリーズ』の傑作三部作と『刑務所のルールブック』が2人の手によって作られて喝采を浴びてきた。そして、今回取り上げる『賢い医師生活』がシーズン1とシーズン2によって視聴者を熱く感動させてきた。本当に「韓国ドラマの宝」と呼びたいほどの演出家&脚本家なのである。
ドラマ『賢い医師生活』は、アラフォー世代の5人の医師の公私にわたる活躍ぶりを描いた群像劇である。中心は常にこの5人。そして、主人公たちは医療現場で神経をすり減らす毎日を送りながら、プライベートでは一緒にバンドを組んで音楽活動を心から楽しんでいる。
「こんなに魅力的な医師がいるんだ」
そう思えるほど、5人のつながりは羨ましいほどの充実感に彩られている。
その顔ぶれを紹介しよう。
チョ・ジョンソクが演じるイ・イクジュン。天才肌の外科医で患者のケアにも熱心に取り組んでいる。バンドではボーカル兼ギターを担当している。
ユ・ヨンソクが扮するアン・ジョンウォン。小児科の医師だが、病気の子供が亡くなると立ち直れないほど落ち込んでしまう。バンドではドラマを担当する。
チョン・ギョンホが演じるキム・ジュンワン。胸部外科を受け持っていて、性格はストレートで出世欲も強い。けれど、義理堅い人間でもある。バンドではギターを担当。
チョン・ミドが扮するチェ・ソンファ。神経外科の女医で、猛烈な仕事量をこなしている。誰からも好かれる性格でもある。バンドではボーカル担当になったが、実力不足でベースになった。
キム・デミョンが演じるヤン・ソッキョン。産婦人科の医師で、他人に関心を示さない個人主義者だが、患者にはていねいに接する。バンドではキーボードを担当する。
以上の5人が本業の医師の仕事をこなしながら、恋愛にときめき、友人を大切にして、バンド活動に楽しく取り組む。
本当に素敵な五人衆であり、この人たちの魅力でドラマは大いに盛り上がっている。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【写真】ドラマ『賢い医師生活』出演のユ・ヨンソクはどんな俳優なのか
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