『赤い袖先』の主役イ・ジュノに自信をもたらした重鎮俳優とは誰なのか

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イ・ジュノは、2008年に2PMのメンバーとして芸能界でデビューしたが、歌の活動と並行して俳優としてもめざましい活躍を見せていた。

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そんな彼も2019年に兵役に入って芸能活動を休止した。兵役が終わったのは2021年3月であった。

これほどの人気者だけに、復帰作はどうなるのかと大いに注目されたが、慎重に選んだのが時代劇のイ・サン(正祖〔チョンジョ〕)の役だった。それが『赤い袖先』である。

私には「大胆な決断をしたなあ」と思えた。すでにイ・サンの役なら、イ・ソジンが名作『イ・サン』で演じて高い評価を受けていて、もし他の誰かが演じたら徹底的に比較されると思えたからだ。そうなると重圧がかかるに違いない。

しかし、イ・ジュノは臆することなく果敢にチャレンジした。こうして『赤い袖先』はKBSで2021年11月から放送が開始された。

放送前の広報用のスチール写真を見たら、イ・ジュノの表情がかなり緊張しているように見えた。その印象によって『赤い袖先』の出来にやや不安を持ったのだが、それをすべて打ち消してくれたのが重鎮俳優の強烈な言葉だった。

俳優として大活躍しているイ・ジュノ

アイドル出身者が俳優

その言葉を発したのは、『赤い袖先』でイ・サンの祖父となる英祖(ヨンジョ)を演じたイ・ドクファだった。彼は数々の時代劇の名演で定評があるが、『赤い袖先』の制作発表会でイ・ジュノの演技を褒めたたえたのである。それは、言われたイ・ジュノが本当に恐縮するほどの絶賛だった。

「重鎮俳優から強いお墨付きを得て、イ・ジュノもとても自信になっただろうなあ」

心からそう思えた。

実際、イ・ジュノは共演相手のイ・セヨンと呼吸を見事に合わせ、「王族と宮女の禁じられた愛」という難しい局面を冷静に情感豊かに演じきっていた。

案の定、ドラマの人気が爆発的に盛り上がる中で、イ・ジュノの演技は大いに評価された。それは、イ・ドクファが言ったとおりだった。

今年5月に開催された百想芸術大賞のテレビ部門で最優秀演技賞を受賞したイ・ジュノ。アイドル出身者が俳優として最高レベルに達し、その名声は韓国ドラマ史の歴史を塗り替えるほどであった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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