韓国で2020年9月から10月まで放送されていたドラマ『嘘の嘘』で、イケメンプロゴルファーのキム・ヨンジュン役を務めたのが俳優のクォン・ファウンだ。
彼は、2015年『夜を歩く士(ソンビ)』や2015年から2016年『六龍が飛ぶ』、そして2021年に韓国で放送され、日本では日曜日の午後9時から放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』といった時代劇に出演している。
その他にも多くの現代劇で演技を披露しているクォン・ファウンは、「『嘘の嘘』に出演するために、すさまじいオーディションをくぐり抜けた」と語っている。
過去の作品でロマンスを演じたことがなかった彼は、『嘘の嘘』のドラマ内で演じたキム・ヨンジュンは片思いをする役なので、「絶対にやりたかった」と思ったという。
プロゴルファーの役に扮するために、撮影前の準備としてゴルフの練習を毎日したり、体を作るために1日2回のウェイトトレーニングや有酸素運動をしていたそうだ。
さらに、「女優イ・ユリ扮するチ・ウンスの前で無邪気で無遠慮なキム・ヨンジュンの姿を表現しようと考えていた」とも話している。
こうしてしっかりと準備をして臨んだ撮影の中で特に悩んだのは、「劇中のセリフよりも目や表情で語らなければならない場面が多かったところ」だったという。
その悩みに対してクォン・ファウンは、撮影時以外でもイ・ユリの写真を見たり、ヨンジュンの視線で彼女に接したりしていた。
他にも撮影時には役としてではなく、心からウンスを愛する気持ちを持って演じていたそうだ。
以上のように、普段から役になりきって最後まで撮影をやり遂げたクォン・ファウン。多くの作品で存在感を示してきた彼は、次はどんなキャラクターを演じるのかが興味深い。今後の彼の活躍に注目しよう。
文=大地 康
■【関連】『嘘の嘘』で苦労に耐えながら撮影に臨んだイ・ユリが語る演じた役の魅力
前へ
次へ