テレビ東京の韓流プレミアで放送されてきた『愛はビューティフル、人生はワンダフル』は、3月1日に最終話となった。
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全65話だったので、とても長かった。その中で10年前の「ひきにげ事件」がずっと核心になっていて、登場人物たちがめまぐるしく騒動に巻き込まれた。
タイトルは『愛はビューティフル、人生はワンダフル』なのだが、ドラマのストーリーは「ビューティフル」でも「ワンダフル」でもなかった。見ていて本当に辛い場面があまりに多かった、と言える。
しかし、そこは劇的に展開を変えることが得意な韓国ドラマである。終盤になって様々な難問が一気に解決に向かっていき、最終話になると、すべてが無事に収まっていった。
具体例を挙げていこう。
〇キム・ソラ(チョ・ユニ)はト・ジヌ(オ・ミンソク)とヨリを戻すことになり、ジヌの母親ファヨン(パク・ヘミ)とも和解して同居するようになった。
〇キム・ソラの父親ヨンウン(パク・ヨンギュ)は「お騒がせオヤジ」だったが、新しいレストランをオープンさせて商売繁盛店のオーナーとなった。
〇主人公のチョンア(ソル・イナ)とジュンフィ(キム・ジェヨン)は別離の危機を何度も乗り越えて、人情があふれる地方で幸せな新婚生活を始めた。
〇ジュンフィの母親ユラ(ナ・ヨンヒ)は息子(ジュンフィの弟)のひきにげと自分の隠蔽工作を記者会見で謝罪し、ドラマの核心となった事件の真相が明らかになった。
〇ひきにげ事件で濡れ衣を着せられたシウォル(イ・テソン)も温かい家庭に迎えられて幸せな生活に踏み出した。
まだまだたくさんある。お約束のように登場人物たちの苦悩がすべて解き放たれ、韓国ドラマでも「これほどハッピーに包まれた最終話も珍しい」と言えるほどの展開となった。
まさに、タイトル通りに『愛はビューティフル、人生はワンダフル』になった。
幸せな結末を見ると、こちらまでハッピーな気分になる。こうして幸せな余韻を残して最終話が終わった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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