Netflix(ネットフリックス)で同時配信中のドラマ『二十五、二十一』(tvN)が、放送初週から同時間帯視聴率1位を記録し、ヒットを予感させた。
【関連】「この組み合わせは誰も拒めない」『二十五、二十一』監督が自信
同作は、22歳と18歳の時に初めてお互いの名前を呼び合った男女が、25歳と21歳になってようやく愛し合い、一緒に成長していく物語。2月13日に放送された第2話は自己最高視聴率を更新し、ドラマファンの心を鷲掴みにした。
韓国のテレビ話題性分析会社「gooddata」が発表した2月2週目の話題性調査でもテレビドラマ部門1位を占めたほか、出演者部門では主演のキム・テリ、ナム・ジュヒョクがそれぞれ1、2位に上がるといった話題性も証明している。
そこで、『二十五、二十一』が視聴者を魅了した3つの理由をまとめてみた。
キム・テリとナム・ジュヒョクは18歳のナ・ヒドと、22歳のペク・イジンに完璧になり切った。
キム・テリは傘1本で不良をやっつける一方、漫画の破れたページを自ら描いてこっそり返却しようとしたのがバレて大泣きしたり、憧れのコ・ユリム(演者キム・ジヨン)の態度に傷ついたりする女子高生の姿を生き生きと熱演した。
ナム・ジュヒョクは、無謀なプランを立てたナ・ヒドに「計画は間違っているが、君の意志は正しい」という言葉で大人びた姿を見せながらも、借金取りに頭を下げながら「僕は絶対に幸せになりません」と涙を浮かべる不完全な青春の痛々しさを見事に表現した。
苦難を乗り越えるために奮闘する若者の姿に息を吹き込んだキム・テリとナム・ジュヒョクの“青春ケミストリー”が、視聴者を1998年に誘い込んだ。
青春の爽やかさを感じさせる鮮やかな色味と、緑をふんだんに取り入れた風景も見どころだ。さらには1998年の時代をリアルに再現しているため、画面から目が離せなくなる。ナ・ヒドが学校の屋上から傘を落とした「傘ドロップ」シーンや、ナ・ヒドとペク・イジンが水遊びをした蛇口シーンなど、季節感を引き立たせた演出は俳優たちと調和をなして生き生きとした映像を誕生させた。
辛かった時代・1998年を生きる若者たちの夢に向けた過程は、反響を呼んでいる。脚本家のクォン・ドウンはまだ若いからこそあり得るキャラクターの心理変化と、それによって起きるエピソードを繊細かつ新鮮なセリフで描いた。
さらに、ペンシングという新しい素材を通じて成長するナ・ヒドとコ・ユリム、時代が与えた重荷を抱えながらも希望を見つけようとするペク・イジンら人物たちのそれぞれの物語が、ダイナミックな展開を見せている。また、コミカルな場面と温かい慰め、グッとくる感動が入り混じることで時間があっという間に終わってしまう感覚をもたらした。
制作会社のHwa&Dam Picturesは「このドラマで久しぶりに元気をもらい、慰められたという反応が嬉しく、感謝している。第3話から世代を問わず、共感を呼ぶ本格的な青春ストーリーが展開されるので、期待していただきたい」と伝えた。
『二十五、二十一』は、韓国tvNで毎週土・日曜21時に放送中。Netflixでも同時配信中。
(記事提供=OSEN)
■【関連】『二十五、二十一』主演キム・テリが「代表キャラクター更新」の予感
前へ
次へ