『赤い袖先』監督が語る2PMジュノとイ・セヨンの“プロの仕事ぶり”「2人とも最高の勝負師」

2022年01月13日 作品情報
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大ヒット時代劇『赤い袖先』(MBC)を演出したチョン・ジイン監督が、韓国メディア『OSEN』の書面インタビューに応じた。

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同名の原作小説をもとに2PMジュノ、イ・セヨンが主演した『赤い袖先』は、 自分が選んだ人生を守ろうとした女官ソン・ドクイム(のちに宜嬪成氏)と、愛よりも国が優先だった正祖(本名イ・サン/朝鮮王朝第22代目の国王)による“世紀のロマンス”描いた。1月1日に放送された最終回(第17話)は視聴率17.4%(ニールセンコリア調べ)を記録しながら有終の美を飾った。

チョン監督はドラマのヒットに対し、「何よりもこんなに熱い反響は初めてなので嬉しい反面、慣れなくて動転する。こんなに大きく愛されると分かってたら、もっと頑張れば良かったと思う。ドラマを見返すと物足りないところが見えそうだ。みんな、今の反響を楽しめばいいというが、どう楽しむべきがよく分からない」と感想を述べた。

また、ドラマの撮影については次のように振り返る。

(写真提供=MBC)

「撮影や美術、照明、天気の変化などを現代劇よりも直接的に統制し、決定しながら想像力を発揮することが出来て演出の部分においては自由だったし興味深かった。ただ、それと同時にその時代の人間ではないからこそ受け入れられない情緒がもどかしかった。階級がすべての決定し、女性に制約が多い時代を演出するのが、頭では理解しようとしても心では理解するのがすごく難しかった」

『赤い袖先』はイ・サン役のジュノと、ソン・ドクイム役のイ・セヨンの演技が好評を博している。

カメラが回ると「急変」

チョン監督は「2人とも簡単には満足しない俳優たちだ」と評価し、「配慮深く、相手俳優とのコンビネーションを何よりも大事に思う人たちだ。監督の立場で会える最高の組み合わせだった」と絶賛した。

(写真提供=MBC)

「特にロマンス作品では2人のケミストリーが重要だが、セヨンさん、ジュノさんはリハーサル中に相談し続けながらどのように演じるかを合わせていく。もちろんその中にはぶっ飛んだいたずらもあるので、私はしっかりしなければならなかった。笑いすぎて正気じゃない時も多かった。ただ、あんなふうにいたずらしながらも、カメラを回すとイ・サンとドクイムに切り替わって集中する姿にいつも脱帽した」

イ・セヨンに対しては次のように語った。

「ヤンチャな姿とは違って、絶対に台本を手放さない。いつも持ち歩きながら何かをいっぱい書き留め、リハーサル中もずっとメモする。自らの演技に満足できない場合は、私がOKを出してももう一度撮りたいと必ず言う。その理由がはっきりしていて、新しいものを見せたいという役者の要求を断る監督は多くないと思う。ところが、ほかの俳優とは違ってモニタリングはしない。その理由を聞くと、監督が上手くやってくれるので自分は見なくても良いと言う。ベストを尽くして演じ、監督になるべく多くの選択肢を与える役者だ。ために、勤務時間に追われてセヨンさんの要求を満たせなかった瞬間が最ももどかしかった」

ジュノは「いつも名残惜しそうな目だった」

一方、ジュノは「現場で台本を見ることが滅多になかった」という。

(写真提供=MBC)

「いつも完璧に熟知しようとするタイプで、すべてを準備して現場に現れる。セリフを覚えるのが苦手だと言いながらも長セリフを難なくこなし、繊細な感情表現もするのを見るとすごいと思う。彼は撮影が終わったらいつも聞いてくる。自分の演技がどうだったかを。めっちゃ良かったし、今日のこのシーンはヤバかったし、あのシーンは夢に出てきそうだと言っても、いつも名残惜しそうな目だった。だから私が何かを見落としてなかったか、編集室でもう一度確認させる役者だ」

そんなジュノがつけてくれた愛称も印象的だったとか。

「ある日、現場でジュノさんが『ゴット(God)ジイン』と呼ぶので、どうしたのかと思った。恥ずかしいけど、またいつそう呼ばれるかと思って、誰かの言葉のようにしばらくは楽しむことにした」

チョン監督は何よりもジュノ、イ・セヨンのことを「2人とも最高の勝負師だ」と紹介した。

(写真提供=MBC)

「メイキング映像の『あっち向いてホイ』ゲームを見ても分かる。誰が勝ったかは結局分からなかったが、2人とも腕に青あざが結構できたと聞いた。クランクアップの日も『あっち向いてホイ』をしていた。そんな2人が欲張って演じたイ・サンとドクイムを、多くの方が愛してくださった。私もすごく愛した。放送終了から1週間が経った今も夢の中に2人が出てくる。イ・サンとドクイムの幸せな瞬間が永遠になったみたいに、ジュノさん、セヨンさんもいつも幸せにいてほしいと願う」

(記事提供=OSEN)

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