EXOのD.O(ディオ)として知られるド・ギョンス。彼が主演した人気時代劇『100日の郎君様』が制作されたのは2018年ことだった。
そのあと、ド・ギョンスには兵役があった。それゆえ、芸能活動の休止を余儀なくされたのだが、その兵役を終えて彼が除隊したのは2021年1月25日のことだった。
すぐに芸能界に復帰したので、「今年は新しいドラマが見られる」と期待したファンも多かったことだろう。
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しかし、ド・ギョンスの新作ドラマを今年見ることはできなかった。彼が復帰作に選んだのはドラマでなく映画だったからだ。
なにしろ、映画の場合は公開までに時間がかかる。案の定、2021年はまたしてもド・ギョンスの新作が見られない年になった。
しかし、彼の充実度は凄かった。それは、ハードな撮影を長期間にわたってやりきったからである。それほどド・ギョンスが全精力を傾けた映画が『ザ・ムーン』である。あのメガヒット大作映画『神と共に』シリーズを作り出したキム・ヨンファ監督の演出作品だ。
この映画でド・ギョンスが演じるのは、事故によって地球に帰還できなくなった宇宙飛行士のソヌだ。彼は宇宙で孤独に苦しめられるのだが、そんなソヌを必死に帰還させようと奮闘する人たちの姿を『ザ・ムーン』は壮絶に描いていく。
ド・ギョンスは意欲満々に6月6日から始まった撮影に加わった。共演はソル・ギョングで、この大物俳優がソヌを帰還させるために最善を尽くすキャラクターを演じている。
撮影は日程をやりくりしながら、ようやく10月14日に終わり、今は編集に全力を注いでいる。
公開は2022年になるので、それまでド・ギョンスの新作を待たなければならない。
それでも期待感がとてつもなく大きい。キム・ヨンファ監督の創造性あふれる演出が生きたSF超大作になるのは間違いなく、ド・ギョンスの演技力も十分に反映されている。
このように、除隊と新作撮影を経験した今年のド・ギョンスは、2022年に最高の映画で主演にふさわしい存在感を見せてくれるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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