9月29日からテレビ東京系の韓流プレミアで『100日の郎君様』の放送がスタートした。主役はEXOのD.O.(ディオ)として知られるド・ギョンスだ。
彼は今、兵役を終えて芸能界に復帰したが、3年前に主演していたのが『100日の郎君様』なのである。
そんなド・ギョンスがドラマの序盤で演じるのは世子(セジャ)のイ・ユルだ。
彼は子供の時にとても悲しい出来事に遭遇している。
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それは、子供ながらも最愛の人だと胸を熱くした女性を失ってしまったのだ。それもすべて悪徳高官のキム・チャオンの仕業(しわざ)だった。
結局、このチャオンはイ・ユルにとって最大の難敵になっていく。演じているのは、演技派俳優のチョ・ソンハだ。
韓国ドラマは悪役が極端なワルであればあるほど面白くなっていくが、『100日の郎君様』もまったく同じで、チャオンによって窮地に追い込まれるイ・ユルが「どうやって苦難の末に挽回していくのか」という点が最大の見どころになっている。
それにしても、序盤のイ・ユルは世子なのにいつも不機嫌にしている。それは、愛する人を失った悲しみが彼を苦しめているからだ。
こうした序盤のイ・ユルを演じているときのド・ギョンスのセンスが抜群だ。
彼はただ不機嫌そうな表情を浮かべるだけではなく、多様に顔の動きを演じ分けている。それは、過去へのノスタルジーであったり、愛する人を失った悔恨であったり、現在の世子としての責任感であったりする。そうした様々な思いを多彩な表情で視聴者に伝えてくれている。
しかも、イ・ユルは自分のまわりに多くの敵を抱えている。そうした困難な状況の中で必死に世子の務めを果たそうとする場面でも、ド・ギョンスはキリリとした精悍さを見せてくれる。
やがてイ・ユルは刺客に襲われて最大のピンチを迎える。そんな場面を予感させるような立場でも、ド・ギョンスは目の演技で世子の不安を見事に表していた。
序盤はとにかく、スリリングな展開の中で見せるド・ギョンスの演技に注目しよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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