パク・シフが時代劇『風と雲と雨』で見せた「黄金の時」とは?

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パク・シフは取材していて気持ちがいい俳優だ。撮影していてもポーズがみんなサマになっているし、インタビューしても話が面白い。しかも、声がとてもいいので、気分よく話に乗っていける。本当に彼のインタビュー記事は編集者にとってもありがたかった。

その中でも一番印象深かったのが、2012年6月9日の取材だった。

このとき、パク・シフはムン・チェウォンと一緒に時代劇『王女の男』のために来日して、精力的にプロモーションに参加していた。そして、この日はNHKにやってきて、特別撮影会、公開収録、記者会見と一連のスケジュールをこなした。

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特に、特別撮影会にはメディア側から20数社の申し込みがあったという。凄い反響だったのだ。そうしたメディア側が用意した撮影用ブースを一つひとつ回りながら、パク・シフは笑顔を絶やさず優雅な姿を最初から最後まで見せてくれた。

「サービス精神が旺盛だし、対応も優しい」

そんなふうに取材陣からの評判もとても良かった。人間性の良さが取材時の随所で垣間見られて、パク・シフのファンはメディア陣の中でも確実に増えていった。

パク・シフ

惚れ惚れする演技

それだけに、女性スキャンダルが起きたときは本当に心配だった。

「パク・シフの俳優人生はどうなるのか」

そう危惧する人が多かったと思うが、パク・シフは『黄金の私の人生』で素晴らしい演技を披露して、相変わらずの人気を見せてくれた。

そして、主演したのが時代劇の『風と雲と雨』だ。

『王女の男』以来、9年ぶりの時代劇の出演だという。

「9年ぶり? もうそんなに経つのか」

そんな感慨を持ってしまうが、『風と雲と雨』でパク・シフは久しぶりと思わせないほど、韓服姿が絵になっていた。

彼が演じるのは、朝鮮王朝で最高の観相師と言われたチェ・チョンジュンである。元は名門の出身だったのだが、陰謀によって没落してまったく違う人生を歩むことになった。そして、時代を動かす立役者になっていくのである。

こういう役はパク・シフにふさわしい。まるで、『王女の男』で演じた主人公キム・スンユのようだ。

いずれにしても、チェ・チョンジュンを演じるパク・シフの堂々たる演技に惚れ惚れする。それはまさに「黄金の時」だ。

やはり、彼は時代劇が本当に似合う俳優である。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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