毎週日曜日にNHKのBSプレミアムで午後9時から放送されている『花郎(ファラン) 希望の勇者たち』は、古代の新羅(シルラ)を舞台にした時代劇だ。
パク・ソジュンと一緒にこのドラマを牽引するのが、存在感が抜群のパク・ヒョンシクである。彼が演じるのは、新羅(シルラ)の24代王の真興王(チヌンワン)である。
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しかし、設定でかなり複雑な境遇に置かれていて、母の只召(チソ)太后の命令によって、わざわざ身を隠して生活していかなければならなかった。それは、政敵から命を守るためなのだが、いつまでも「日陰の身」に甘んじなければならないことに彼は反発するようになった。しかも、母は王権をほしいままにしていたのだ。
そんなこともあり、真興王は「ジディ」という偽の名前を使って、有望な若者たちの育成組織である「花郎(ファラン)」に入って活躍するようになる。
こういう展開の中で、パク・ヒョンシクはセンスあふれる演技力を見せて、ドラマを大いに盛り上げていく。
特に、ワイルドな役に扮するパク・ソジュンとの演技上のからみは魅力たっぷりだ。そのあたりを注目してドラマを楽しんでいこう。
ところで、パク・ヒョンシクといえば、『花郎』に主演したあとも大活躍していて、特に『SUITS/スーツ~運命の選択~』でチャン・ドンゴンと共演して注目を集めた。
彼はこのドラマを選んだ理由として「原作がとても魅力的なストーリーで心が惹かれました。また、チャン・ドンゴン先輩をはじめとする共演者がすばらしかったです」と語っていた。
パク・ヒョンシクが演じたヨヌは、天才的な記憶力を持った青年だ。能力的にとても優れているのに、ニセの弁護士になってしまうのだが、パク・ヒョンシクは巧みな演技でさらに評価を高めた。
そして、パク・ヒョンシクは、2019年6月に兵役に入って芸能活動を休止したが、2021年1月に除隊して、今は新しい作品をじっくりと選んでいる段階だ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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