『王女の男』でスンユを演じたパク・シフが出演を決めた理由は何か

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2011年に放送された韓国時代劇『王女の男』で、主人公のキム・スンユを演じていたのが俳優のパク・シフだ。

このドラマは、実際の事件を背景に敵同士となってしまった男女の悲恋を描いている。

その事件とは、後に7代王・世祖(セジョ)として即位する首陽大君(スヤンデグン)が、甥である6代王の端宗(タンジョン)から王の座を奪うために起こした癸酉靖難(ケユジョンナン)である。

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これは518年間続いた朝鮮王朝の歴史の中でまれに見るクーデターで、『王女の男』以外にも多くの作品で題材として取り上げられてきた。

朝鮮王朝版のロミオとジュリエットと言われた『王女の男』で主演を務めたパク・シフは、俳優としてキャリア初の最優秀演技賞に選ばれるなど、見事な演技を披露していた。

パク・シフ

パク・シフのキャリア

しかし、パク・シフは時代劇の大変さは並大抵のものではないという理由で、最初は出演のオファーを受けるつもりはなかったという。

そんな彼が、考えを一転させて出演オファーを受けるきっかけとなったのが『王女の男』のあらすじなのである。

そのあらすじを読んだパク・シフは、すぐに物語の面白さに引き込まれたという。

作品の内容には、時代劇でありながらスンユとセリョンが繰り広げるラブストーリーや首陽大君とキム・ジョンソのライバル対決など見どころがたくさんあった。

ちなみに、ヒロインのセリョンを女優のムン・チェウォン、首陽大君をキム・ヨンチョル、キム・ジョンソはイ・スンジェがそれぞれ演じている。

こうして、出演することを決めたパク・シフは、文武に秀でた美しき御曹司としてのスンユと父親を殺されて復讐に燃えるスンユ、その2つの顔を見事に演じ分けていた。

俳優として多くのキャリアを積んできたパク・シフだからこそ、『王女の男』の中で堂々とした演技を見せることができたのだろう。

今年2021年には、彼はどんな演技を見せてくれるのだろうか。次の作品も本当に楽しみだ。

文=大地 康

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