EXOのD.O.(ディオ)は、俳優活動のときはド・ギョンスと呼ばれるが、そのド・ギョンスが1月25日に兵役を除隊した。
現在は、新型コロナウィルスの拡散を防止するために部隊に復帰しないで除隊することが多くなっているが、ド・ギョンスも部隊に戻らないで除隊していった。特別なイベントもなかったので、まさに静かな除隊であった。
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これからド・ギョンスは芸能界に復帰することになるが、すでに新作映画の『ザ・ムーン(仮題)』に出演することが決まっている。
この映画は、思いもよらぬ事故で宇宙にたった1人残された男と、その彼を無事に帰還させるために地球側で奮闘する人たちを描いた物語だ。今年の上半期に撮影を行なう予定になっている。
こうして、新作が決まっていることはとてもうれしいのだが、それを見るためにはかなりの時間を待たなければいけない。
それだけに除隊したド・ギョンスといえども、彼の演技を堪能しようとすると今までの作品が頼りだ。その中でも『100日の郎君様』は、何度見ても面白い時代劇になっている。
このドラマでド・ギョンスが扮したのは、朝鮮王朝の世子(セジャ)であるイ・ユルだ。
彼は悪徳高官に命を狙われ、結局は記憶喪失になって村人のウォンドゥクに姿を変えてしまう。
そして、慣れない田舎生活を耐え忍びながら徐々に記憶を取り戻していく。
ドラマの後半になると再びイ・ユルとして王宮に戻り、悪徳高官たちに壮絶な戦いを挑んでいく。
このように『100日の郎君様』は、朝鮮王朝の権力闘争という政治ドラマの性格が強いが、同時に抒情的な恋愛ストーリーも描かれている。
ナム・ジヒョンが演じるホンシムとウォンドゥクは謎めいた関係になっていたが、徐々にお互いに愛し合う本当の夫婦になっていった。
そのときのド・ギョンスとナム・ジヒョンが繰り広げた愛情物語は、本当に見応えがあった。
もちろん、この作品はド・ギョンスが兵役に入る前の作品だが、彼の除隊を祝福しながら、もう一度じっくりと見てみよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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