2020年にNHKの総合テレビでも『100日の郎君様』が放送されて、とても人気が高かった。このドラマでヒロインを演じたのがナム・ジヒョンだった。
彼女が『100日の郎君様』で演じたホンシムという役は、最初は高官の娘だった。しかし、悪徳高官の陰謀によって父を殺されて、村でひっそりと暮らすことになってしまった。そんな彼女は、元は世子でありながら記憶喪失で村人になったウォンドク(ド・ギョンスが演じている)と一緒に夫婦になるというのが『100日の郎君様』のストーリーになっていた。
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それにしても、ナム・ジヒョンの変わっていく表情が見事だった。村の生活にとけこみながら、良家の娘だったころの雰囲気を漂わせて、シチュエーションに応じて感情の細かい部分をよく演じきっていた。
なにしろ、子役時代から演技に定評があったナム・ジヒョンは、テキパキとセリフをこなしていく勘がいい女優なのだ。
さらに、共演のド・ギョンスとの息もぴったりだ。こうして『100日の郎君様』は大成功したのである。
ナム・ジヒョンもこう語っていた。
「初の時代劇ロマンスへのチャレンジでしたが、想像よりも多くの方に愛していただけて驚きました。これは夢じゃないのか、と疑いたくなってしまうほど幸せです」
こういう言葉からも、ナム・ジヒョンの感激を感じ取ることができる。
そんなナム・ジヒョンは、最近どんな活躍をしていたのだろうか。
彼女が2020年に主演したドラマが『365:運命をさかのぼる1年(原題)』だ。このドラマでナム・ジヒョンが演じたのはシン・ガヒョンという人気絶頂のウェブ漫画家だった。
彼女はひき逃げ事故によって車イスの生活を余儀なくされてしまうが、1年前の良かった時期に戻れる絶好のチャンスを得ようとする。そんなヒロインをナム・ジヒョンは美しく演じていた。
今後もナム・ジヒョンの活躍からは目が離せない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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