パク・ミニョンは演技の幅が本当に広い女優だ。彼女は、韓国のトップクラスの女優として10年にわたってドラマの世界の主役であり続けている。
最初に注目されたのは、『トキメキ☆成均館スキャンダル』だった。
【写真】パク・ミニョンが『キム秘書』では美貌でラブコメを制覇!
このドラマでは、朝鮮王朝の最高学府である成均館(ソンギュンガン)に男装の女性が入学して騒動になる。そんな変わったストーリーの中で、男装の役を演じたパク・ミニョンの演技は生き生きとしていて大評判となった。以後、彼女は数々の人気ドラマに主演するようになった。
2017年の『七日の王妃』は圧巻であった。このドラマでパク・ミニョンは端敬(タンギョン)王后に扮したのだが、運命に翻弄された女性を演じた彼女の表現力は本当にすばらしかった。とにかく、パク・ミニョンのはかない王妃を演じたときの迫力は、語り草になるほどだったと言える。
こうして、さらに評価を高めたパク・ミニョンは、 一転してラブコメに主演することになった。その作品が『キム秘書はいったい、なぜ?』であった。
本当に奇想天外の物語だった。パク・ソジュンが演じたのがカリスマ御曹司であり、秘書役に扮したのがパク・ミニョンである。彼女は、あまりに冷静過ぎてかえってユニークになって笑える、という演技でドラマを成功に導いた。
以後も、パク・ミニョンの活躍は続いていく。2019年には、キム・ジェウクと共演して『彼女の私生活』に堂々と主演した。この作品で彼女は、有能なキュレーターであると同時に熱烈なアイドルオタクになるという役に扮した。とてもコミカルなヒロインを演じたわけだが、パク・ミニョンは幅広い表現力でキャラクターをとても華やかに彩っていて人気を博した。
これからも、パク・ミニョンは様々な主人公を演じてドラマを盛り上げてくれるだろう。時代劇でも『七日の王妃』のように運命に翻弄される主人公を演じてくれるかもしれない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
【関連】わずか『七日の王妃』だった端敬王后の知られざる素顔とは?
前へ
次へ