EXOのD.O.(ディオ)は、俳優として活動するときはド・ギョンスと呼ばれる。『100日の郎君様』はド・ギョンスの真骨頂となったドラマだった。
彼は世子(セジャ)のイ・ユルを演じた。しかし、イ・ユルは暗殺されそうになり、記憶喪失になったまま村人のウォンドゥクとして生きていく。
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このようなウォンドゥクを演じるとき、ド・ギョンスはとても愛嬌のある表現力をよく出していた。本当に役者として才能がある。とにかく、ド・ギョンスのユニークな演技は大いに視聴者を楽しませてくれたのだ。
しかし、後半になると一転して、ウォンドゥクからイ・ユルに戻って王宮に帰り、凛々しい世子として悪徳高官と対決した。このときのド・ギョンスの演技は歯切れが良くて、とても説得力があった。このように、彼はストーリーに応じて七変化の演技を見せたくれたのである。
これほど大活躍していたド・ギョンスだったが、2019年7月から兵役に入っていた。それは、韓国の男子としては仕方がないことだった。国防の義務をかならず果たさなければならないからだ。こうしてド・ギョンスは長い間、芸能活動の休止を余儀なくされたのだが、その兵役もまもなく終わり、彼は2021年1月25日に除隊する予定になっている。
すでにオファーが殺到し、その中からド・ギョンスは復帰作としてキム・ヨンファ監督の新しい映画『ザ・ムーン(仮題)』を選択したという。キム・ヨンファ監督は「神と共に」シリーズの演出で定評がある人であり、ド・ギョンスと組むのは本当に楽しみだ。
共演は名優のソル・ギョングであり、映画は、宇宙にたった一人で残された男と救助する男との壮絶な救出劇を描いた大作になる。
果たして、ド・ギョンスは兵役のキャリアを生かしながら、どんなふうに成長した姿をスクリーンで見せてくれるだろうか。
あと1カ月で兵役から戻ってくるド・ギョンス。意欲がみなぎっている彼の新しい芸能活動が本当に楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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