ハ・ジウォンが主演した傑作時代劇の『奇皇后 二つの愛 涙の誓い』は今も大変人気があるドラマだ。その中で、元の皇位継承の争いに巻き込まれて、高麗に配流されたタファンを演じていたのがチ・チャンウクだった。
彼はとても茶目っ気があるスターだ。撮影現場でも周囲を和ませる役割をよくしているのだが、『奇皇后 二つの愛 涙の誓い』のときも撮影中にたくさんのエピソードを残している。とても面白いので、いくつかを紹介しよう。
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最初に紹介するのは、第10話の貢女としてタファンのもとにやってきたヤン(ハ・ジウォン)に足を拭かせるシーンでのことだ。
このときチ・チャンウクのイタズラ心が最もうずいたようで、彼はハ・ジウォンが顔を近づけると、彼女の前で何度も足をブラブラさせたり、足の指を閉じたり開いたりするユーモアな仕草でちょっかいを出し、撮影現場全体を大笑いさせた。
結果、変な動きをする足を間近に見せられたハ・ジウォンも笑ってしまい、そのシーンの撮影は何度もリテイクすることになったという……。
しかし、本番の撮影が始まると、今度はチ・チャンウクが笑ってしまいNGとなり、撮影現場は大きな笑いに包まれた。彼はまさに、『奇皇后 二つの愛 涙の誓い』の撮影現場を包み込む和気あいあいとした雰囲気が漂わせる清涼剤の役割をしていた。
次に紹介するエピソードは、チ・チャンウクが役者魂を見せた第6話での話である。
その第6話には、タファンが高麗(コリョ)の首都である開京(ケギョン)に潜入するために死体のふりをして塩漬けになるシーンがある。
このとき、タファンに扮していたチ・チャンウクは実際に塩漬けにされた状態で撮影に臨んだが、スケジュールが厳しかったため、その後も身体についた塩を完全に落とさないまま撮影を続けなければならなかったという。
素肌に塩をつけた状態で撮影に臨んでいた彼は、撮影終了後に身体のあちこちに赤いじんましんができて関係者を心配させた。
そんな体の異変を押し殺してまで撮影を続けたチ・チャンウクの役者魂はさすがの一言だ。
文=大地 康
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