韓国時代劇ドラマの不朽の名作とも言える『宮廷女官チャングムの誓い』は幻で終わったエピソードが多いことで知られている。
例えばキャスティングに関して。ドラマを企画・演出したイ・ビョンフン監督の熱烈なラブコールによって、主人公チャングムには大女優イ・ヨンエがキャンスティングされたが、当初はイ・ヨンエがあまり関心を示さず、キャスティングに失敗したときの代案も考えていたらしい。
そのひとりが、ヨンセン役を演じたパク・ウネ。彼女によると、「監督はイ・ヨンエさんの起用に失敗したときには私にチャングム役を任せる考えもあったようです」とのこと。パク・ウネが扮するチャングム。それもまた、面白かったかもしれない。
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劇中で相思相愛となる主人公チャングムとミン・ジョンホに関するエピソードも尽きない。韓国では放映中からふたりのキスシーンや抱擁シーンがいつ実現するかが話題となり、演出を担当したイ・ビョンフン監督もふたりのキスシーンを撮ることを真剣に検討したという。
ただ、演じるイ・ヨンエとチ・ジニが「時代劇にふさわしくなく、ふたりの相思相愛の想いをキスで表現するのは安直ではないか」と否定的な反応を示したため、結局、断念。視聴者待望のキスシーンは幻となった。
ちなみに日本では1話60分枠で放送されることが多い『チャングム』だが、韓国放映時、ドラマは1話70分前後で、ドラマの途中にCMも入らかった。
つまり、日本よりもはるかに長い。それゆえに日本版では、各話で2~3シーンがカット編集されているケースが多かったが、2007年にNHK-BS2で「完全版」が放送されたこともある。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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