Netflix配信『テプン商事』キャストに脚本家も大満足!「ジュノが不可能を可能に…」

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放送開始まで残り3日となったtvN新ドラマ『テプン商事』(Netflixで配信予定)への期待が高まっている。

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「IMF時代」という激動の時代の中で、互いの手を取り合いながら生き抜いた平凡な人々の物語を描いた本作は、温かな視線と繊細な物語構成で共感を呼び、今を生きる私たちにも力を与える作品になる見込みだ。

あの時代を生き抜いた人々への敬意と真心を込めて脚本を執筆したチャン・ヒョン作家が、作品に込めた意味と舞台裏を語った。

Q. 『テプン商事』の執筆背景を教えてください。

「営業社員の物語を構想していた時、かつてIT企業で営業をしていた際に、先輩たちから“携帯電話がなかった時代の武勇伝”を聞いたことを思い出しました。それがとても面白く、その時代を描いてみたいと思ったのがきっかけです。取材や資料集めを通じて脚本の準備を始め、『テプン商事』が誕生しました。

(写真=tvN)

Q. 1997年を実際に経験した人として、「当時の人々の暮らし」を描くうえで意識した点、そして込めたかった精神は何でしょうか。

「時代考証の表現にはいくつかの方法がありますが、その中でも“温もり”を描きたかったのです。人と人との間に流れていた温かさ、“情”です。家の鍵がなくて母親が帰るまで隣や下の家で待っていたり、バスで無言のまま荷物を持ってくれたおばさん、地下鉄で読み終えた新聞をそっと渡してくれた知らない人の手。そうした人々の間に流れていた温もりこそ、私が思うあの時代のディテールです。

そのためには、まず当時を生きた人々を理解することが大切でした。私は各世代に対してそれぞれの感情を持っています。まず、40~50年代生まれの方々を尊敬しています。彼らの苦しくも力強い人生は胸が痛み、そして感謝の気持ちでいっぱいです。そして60~70年代生まれの方々が好きです。浪漫に満ちた青春、闘争の歴史、苦痛の時代に共感します。そうした自分の思いをセリフに込めようと努力しました。そして、すべての世代を貫く根本的な基盤は“家族愛”だと思います。血縁であれ社会的なつながりであれ、温もりを分かち合い、心を寄せ合う誰かを守りたいという思い、そこから生まれる勇気と愛は、時代や世代を超える価値だと信じています」

 

Q. ジュノ、キム・ミナのキャスティングを聞いた時の感想と、2人の演技について教えてください。

「今でも鮮明に覚えています。ジュノさんがテプン役を演じると聞いたのは、私の誕生日の2日後、深夜1時でした。夜中に叫んだほど嬉しかったです。人生で最高の誕生日プレゼントでした。キム・ミナさんがミソンを演じると聞いた時は、「ハリウッド女優がなぜ?」と驚きました。

実はテプンは表現が難しいキャラクターです。花が好きで、狎鴎亭(アックジョン)のチャラ男ですが、親孝行で優しく、さらにハンサム。そこに可愛さと男らしさを兼ね備える必要があり、私自身も書きながら“これって可能なのか?”と思っていました。しかし、ジュノさんはそれを見事にやり遂げました。初めて会ったとき冗談で「国民的息子、国民的恋人、国民的社長になってください」と言ったのですが、それをすべて実現している姿を見て本当にすごいと思いました。キム・ミナさんについては、撮影が始まってから監督から「ミソンの演技が本当に素晴らしい」と何度も言われました。編集映像を見て私も納得しました。「彼女のように全身で演じ、顔全体で泣ける女優がいるのは本当に貴重だ」と監督に伝えたのを覚えています」

(写真=tvN)

Q. 『テプン商事』を通じて伝えたいメッセージは?

「ときには“ただ生き抜く”ということ、それだけでも立派なことだと感じる瞬間があります。IMFの時代がまさにそうだったでしょう。たとえ倒れ、つまずいても生き残ったのなら、それでこのドラマを見てくれるのなら、私たちはそんなあなたに感謝しなければなりません。あなたの苦労が今の韓国を作ったからです。そして今の若者たちも同じです。30年が経った今も、中小企業、東大門、デパートの現場には、時間とお金を引き換えに日々を耐える若者たちがいます。彼らこそが私たちの明日であり、希望です。

『テプン商事』はIMF時代を舞台にしていますが、絶望や悲しみを描くドラマではありません。むしろ“希望”と“愛”の物語です。主人公たちが悲劇の中にも小さな浪漫を見つけるように、視聴者の皆さんにとっても『テプン商事』が疲れた一日の終わりに小さな休息となることを願っています」

『テプン商事』は、10月11日(土)よりNetflixで独占配信スタート。

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