コレがなければ韓ドラじゃない!骨太の本格時代劇ベスト3選

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韓国ドラマには、ラブコメ、純愛もの、医療ドラマ、法廷ドラマなどの人気ジャンルがあるが、腰を据えてじっくり見たいのが大河時代劇だ。特に戦乱の中で重厚な歴史が描かれている骨太の本格時代劇は、まさに韓国ドラマの真骨頂となっている。その中でベストな3本をピックアップしてみた。

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『于氏王后(うしおうこう)』(2024年) 

『于氏王后(うしおうこう)』
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発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
U-NEXT にて 7 月 1 日(火)全話一挙独占先行配信開始
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描くのは高句麗(コグリョ)の9代王コ・ナンムの統治時代。チ・チャンウクが勇壮な国王コ・ナンムを演じている。聡明な王妃ウ・ヒを演じるのはチョン・ジョンソ。魅力的な主役コンビによって最初からスリリングな展開になると思ったが、序盤でコ・ナンムが急死してしまった。

王妃の姉のウ・スン(演者チョン・ユミ)が欲望にまみれて、男を虜にする媚薬をコ・ナンムの飲料水に入れたことが原因だった。

決断を迫られたウ・ヒは意表を突く行動に出る。それは、王妃が亡き国王の弟と婚姻を結んで王位を安定させること。さらに、公式会議で部族長たちの了解を取り付けなければならないので急ぐ必要があった。そこで、ウ・ヒは真夜中にコ・ナンムの弟たちの元に向かった。

強敵だったのが残虐非道な第3王子のコ・バルギ(演者イ・スヒョク)。果たして、この男と王妃の後継者争いはどうなるのか。最後まで予断を許さない展開が続く。

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』(2023年)

『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』
画像=MBC

17世紀の朝鮮王朝に起こった清国との厳しい戦乱を描いていて、叙事詩のようにスケールが大きい時代劇だ。ナムグン・ミンが演じるのは才能豊かなイ・ジャンヒョン。非婚主義者の彼が目をとめたのが、良家の令嬢ユ・ギルチェ(演者アン・ウンジン)だった。世間知らずのお嬢様キャラだったギルチェは、戦乱が起こってから骨太に自立していく。その変貌が凄かった。

結局、朝鮮王朝は清国に屈服して、ギルチェは人質と間違えられて瀋陽に連行される。悲惨な目に遭うが、助けに行くのがジャンヒョンであり、2人の再会の場面は時代劇屈指の名場面になっていた。その後も、過酷な日々が2人の「永遠の愛」に大きな試練を与えるが、壮絶な愛の軌跡をドラマはダイナミックに描いた。

『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』(2021~2022年)

『太宗 イ・バンウォン~龍の国~』
画像=KBS

チュ・サンウクが演じた3代王・太宗(テジョン)。彼が本名の李芳遠(イ・バンウォン)の時代をドラマが詳細に描いている。

1392年に朝鮮王朝を建国して初代王となった太祖(テジョ/演者キム・ヨンチョル)の五男だった李芳遠。しかし、最初に太祖が世子に指名したのは、李芳遠の異母弟だった。そんな世子たちとの激しい後継者争いに勝利していく過程がとても波乱万丈だった。

苦難が絶えなかった李芳遠の最大の支えは、妻の閔氏(ミンシ/演者パク・ジニ)である。後の元敬(ウォンギョン)王后だ。

彼女は夫のことを全力で守り抜いたが、時の流れと共に夫婦の関係が冷めていく。その末に閔氏の家族は滅ぼされ、彼女自身も危うくなってしまった。その流れをドラマは冷徹に描いていた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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