Disney+の救世主なるか。超豪華キャストたちが新作『パイン ならず者たち』に込めた想い

このエントリーをはてなブックマークに追加

7月8日、韓国・ソウルでDisney+オリジナルシリーズ『パイン ならず者たち』の制作発表会が行われた。

【関連】新作ドラマ『パイン ならず者たち』7月16日より独占配信開始へ

会場には主演俳優リュ・スンリョンをはじめ、ヤン・セジョン、イム・スジョン、キム・ウィソン、キム・ソンオ、キム・ジョンス、イ・ドンフィ、チョン・ユンホ(東方神起)、イ・サンジン、キム・ミンら主要キャストら総勢10名と、演出のカン・ユンソン監督が登壇し、作品について語った。

『ミセン-未生-』でも知られ韓国で人気の高い作家ユン・テホの原作ウェブ漫画を実写化した本作は、韓国沖で貴重な財宝が発見されたことを機に、ならず者たちがその財宝をめぐり、激しい奪い合いを繰り広げるクライム・アクション。

今年の夏に公開予定だった『ノックオフ』が事実上のお蔵入りとなったなか、その空白を埋める形でラインナップに加わった『パイン ならず者たち』は、Disney+にとって重要な転換点となる見込みだ。

昨年シンガポールで行われたコンテンツプロモーションの時から、Disney+史上最高のヒットとなった『ムービング』のリュ・スンリョンと、『カジノ』を手がけたカン・ユンソン監督がタッグを組む作品として注目を集めていた『パイン ならず者たち』。

1970年代を舞台にしたノスタルジックなハイライト映像も披露され、本格派の近代劇として期待が高まっている。

物語は「お宝争奪戦」を軸に、ソウル、木浦(モクポ)、釜山(プサン)の3チームに分かれた登場人物たちが交錯しながら展開される。

『パイン ならず者たち』制作発表会にて

まず、「ソウルチーム」は一発逆転を狙う執念深いオ・グァンソク(演者リュ・スンリョン)、その甥オ・ヒドン(演者ヤン・セジョン)、資金源であるフンベク産業の女主人ヤン・ジョンスク(演者イム・スジョン)、運転手イム・ジョンチュル(演者キム・ソンオ)、骨董鑑定士ソン社長(演者キム・ジョンス)、そしてその紹介で加わるナ・デシク(演者イ・サンジン)の6名。「お金を握る者」と呼ばれる彼らが、物語の流れをリードする。

続いて、「木浦チーム」には、原則主義の警察官ホンギ(演者イ・ドンフィ)、見た目ばかりの野心家ボルグ(演者チョン・ユンホ)、上京を夢見る喫茶店店員ソンジャ(演者キム・ミン)をはじめ、ベテラン船長ファン船長(演者ホン・ギジュン)、陶磁器専門家ハ・ヨンス(演者ウ・ヒョン)、潜水士ゴ・ソクベ(演者イム・ヒョンジュン)、そしてお宝の在りかを知るイ・ボクグン(演者キム・ジヌク)らが、「海を握る者」として宝船と絡んでいく。

最後に、「釜山チーム」からは、詐欺師のキム教授(演者キム・ウィソン)を中心に、部下のコーチ(演者ウォン・ヒョンジュン)、チョクサン(演者クォン・ドンホ)、ヘゴル(演者イ・グヌク)、灰皿(演者シン・チャンジュ)の5人が宝探しに参戦。「銃を握る者」と呼ばれる彼らが、緊張感あふれる駆け引きと対立を繰り広げる。

キャストの中には、『カジノ』に出演した俳優陣や、リュ・スンリョンが主演した映画『エクストリーム・ジョブ』の共演者たちが多数参加している。

これについてカン・ユンソン監督は「新しい作品ごとに前作のイメージを消すように心がけているが、それでも前作で一緒だった信頼のおける俳優たちと再び組むことはある。僕も人間なので、気楽な方たちとご一緒するようになる。今回も、キャラクターに合った俳優を探していく中で、前作と重なる顔ぶれになっただけだ」と語った。

イム・スジョン
イム・スジョン

今回、初めてこのチームに加わったイム・スジョンは「こうした作品に自分が魅力的な役で参加できたことが本当にうれしかった。演技の神々の中で、多くのことを学ばせてもらった」と感無量の様子。また、「私が演じるヤン・ジョンスクは資金を提供しながら遠くから采配を振るう役どころ。直接顔を合わせる機会は少なかったが、わずかな共演シーンでも大きな学びがあった」と振り返った。

ヤン・セジョンも「撮影現場で先輩たちを見ていると、自然と演技に引き込まれた。人間ヤン・セジョンとして、とてもありがたい作品だった」とコメントした。

ヤン・セジョン
ヤン・セジョン

カン・ユンソン監督は、この作品を企画した意図について、次のように語っている。

「1970年代を生きた親世代の人生や価値観を、作品を通じて学びながら描いた。視聴者の方々と共に当時の情感を共有できれば嬉しい。目標は、1970年代をなるべく上手く再現しようということと、人物の欲望と考えによって展開がどう変わるかに集中することだった」

『ムービング』でDisney+を代表する俳優の一人となったリュ・スンリョンが、今回の『パイン』で「Disney+のおじさん」として地位を固められるのかにも注目が集まる。

リュ・スンリョン
リュ・スンリョン

「至らない点も多いが、また呼んでいただけてありがたい」と謙遜したリュ・スンリョンは、「『パイン』がヒットして、共演者の皆さんと一緒にシーズン2が作れたら最高ですね」と笑顔を見せた。

重厚な物語が期待されている『パイン ならず者たち』は、Disney+(ディズニープラス)のスターで7月16日(水)より独占配信開始(全11話/初回3話配信、以降毎週水曜2話ずつ)。

【関連】『パイン』でユンホが“本気モード”全開!彼を動かした「先輩からの助言」とは?

【関連】マ・ドンソクとパク・ヒョンシクの『TWELVE トゥエルブ』がDisney+で独占配信

【関連】韓ドラ界の勢力図が変わる作品!? ヒョンビン主演『メイド・イン・コリア』関係者が自信

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事