Prime Videoで配信中のドラマ『グッドボーイ』(JTBC)が、第8話をもって物語の折り返し地点を迎えた。
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韓国では初回放送以来3週連続で話題性ランキング1位を獲得し、視聴率も右肩上がりと、注目度はうなぎ登りだ。
そんな中、ミン・ジュヨン(演者オ・ジョンセ)率いる“悪の連合”に主人公たちが襲撃され、チーム最大の危機が訪れている。
ここでは、これから注目すべき後半部の見どころを整理した。
◇ドンジュに忍び寄る不安…“パンチドランカー”の兆候
“国家代表級アクション”と“強力特捜チーム”の愉快な掛け合いが人気の本作。
しかし、笑いの裏側には不穏な影が忍び寄っている。
元ボクシングチャンピオンで特捜隊のエース、ユン・ドンジュ(演者パク・ボゴム)に「パンチドランカー(神経変性疾患)」の兆候が見え始めたのだ。
明るく元気な性格ゆえ、周囲も気づいていなかったが、ドンジュの体には異変が生じている。
ハンナ(演者キム・ソヒョン)とのキス直後に意識を失い、視界の歪みや手の震えが表れたことで、かつて伝説のボクサー・モハメド・アリを蝕んだパーキンソン病の可能性すら浮上した。
ドンジュはミン・ジュヨンの逃走を阻止するため車に立ちふさがり、さらにはJ9代表オ・ジョング(演者チョン・マンシク)のヘビー級パンチを受けながらも倒れなかった。
しかし主治医も精密検査を勧めるほど、ドンジュの状態は危険そのもの。はたして彼は身体の限界を乗り越え、悪に立ち向かい続けることができるのか、注目が集まっている。
◇“グッドベンジ ャーズ”、それぞれのトラウマを越えて
主人公のドンジュだけでなく、彼と共に戦う“グッドベンジャーズ”のメンバーたちもまた、それぞれの過去や傷と向き合っている。
射撃の天才ハンナは、金儲けにしか関心のない母やチーム内でのいじめ、耳鳴りやパニック障害に悩まされ、銃を手放していた。
また、警察官だった父の死にミン・ジュヨンが関わっている可能性も浮上し、心の整理がつかない状況だ。
フェンシング選手出身のキム・ジョンヒョン(演者イ・サンイ)は、国際大会で目を負傷して以来、尖ったものに怯えるというトラウマを抱えるように。加えて、検事である兄との比較に苦しみ、意図的に裕福な家と距離を置いている。
一方、コ・マンサク(演者ホ・ソンテ)とシン・ジェホン(演者テ・ウォンソク)は、それぞれの家庭を守るため、警察内部での屈辱に耐えながらも職務を全うしている。
異なる背景と痛みを持つ彼らが、“グッドベンジャーズ”という名のもとに結束していく過程は、後半戦でますます深みを増す見どころのひとつとなるだろう。
◇“バッドボーイ”ミン・ジュヨン、悪の帝国の首魁としての本性
表向きは“平凡な公務員”として登場したミン・ジュヨンだったが、その正体は韓国の地下経済を牛耳る巨大カリスマ。
国際的な麻薬ネットワークをはじめ、ロシア極東マフィア、朝鮮族の組織、さらにはヘビー級ボクサーまで巻き込んだ、“悪の連合”を形成している。
すでに日本や東南アジアまで手を伸ばし、違法の薬物・武器・車両の密輸により権力まで買収する構図は、容易に崩せるものではない。
だが、彼らが“利害”のみで結びついている以上、内部崩壊のリスクもはらんでいる。
ミン・ジュヨンが放った「人を信じるな、金を信じろ」という台詞は、まさにこの連合の脆さを象徴している。
はたしてグッドベンジャーズはこの強大な闇をどう崩し、正義の裁きを下すのか。今後の痛快な逆襲劇に期待が集まる。
『グッドボーイ』は、毎週土・日曜日に韓国JTBCにて放送中。Amazon Prime Videoで世界配信されている。
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