新羅の第35代王・景徳(キョンドク)王に仕えた宰相・金大城(キム・デソン)が仏国寺(プルグッサ)を拡張工事したときに、同時に建造された寺院が石窟庵(ソックラム)だ。
一見すると、自然の洞窟のように見えるが、実は花崗岩を積み上げて作った人工洞窟で、入り口から前室、扉道、主室の3つに分かれている。
主室の本尊には、高さ約3.26mの釈迦如来座像が安置してある。
これは純白の花崗岩を丸彫りにしたもので、韓国はもとより東洋でも最高峰の仏教芸術として評価されている。1995年に仏国寺とともに世界遺産に登録された。
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