朝鮮王朝の歴代王や王妃を祀った、王室の霊廟が宗廟(チョンミョ)だ。
1395年に造られ、同時代の単一木造建築物としては世界最大規模を誇るとされている。広大な敷地内には豊かな緑で覆われており、静けさ漂う。
正殿には、特に功績があったとされる初代王の太祖(テジョ)、3代王の太宗(テジョン)、4代王の世宗(セジョン)など、19人の王とその王妃の位牌、計49位が安置されている。
年に一度、毎年5月の第一日曜日には、朝鮮王朝時代から続く王室の祭礼儀式“宗廟大祭”が行われ、伝統衣装に身を包んだ参列者は数百人に上るという。世界遺産にも登録されている。
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