日本を代表する時代劇スターである俳優の高橋英樹さんが、韓国ドラマの日本版予告編のナレーションに挑戦したとして話題だ。
高橋さんがナレーションに挑戦したのは、10月6日からNBCユニバーサル・エンターテイメントからDVDがリリースされる韓国時代劇ドラマ『風と雲と雨』。
『王女の男』に主演して日本でも絶大な人気を誇る俳優パク・シフが9年ぶりに挑んだ時代劇ドラマ。
韓国では『カンテク~運命の愛~』『不滅の恋人』など時代劇に定評がある TV 朝鮮で放送するや視聴率 1 位を獲得し、大好評のため 1 話延長されて全 21 話になったほどの人気だっただけに、日本版予告編のナレーションを担当した高橋さんも力が入ったという。
「本編を観ても非常に様々なロケ現場と俳優さんたちの力演が次から次へと続くので。出演者の皆さんの演技に負けないように、なるべく力強い声で皆様にお伝えしようと思いました」
朝鮮王朝末期を背景に、国家の命運を握る“影の英雄(キングメーカー)”となった男の戦いを描く『風と雲と雨』。
エリート出身のチョンジュン(パク・シフ扮)が民衆 の味方となり、朝鮮きっての知勇の士に成長していく。骨太な時代劇ながら、運命の女性ボンリョン(コ・ソンヒ扮)との美しいラブロマンスも見どころとなっているのが、高橋さんはドラマ全話を鑑賞してから予告編収録に臨んだという。
高橋さんは作品の感想も熱く語っている。
「朝鮮王朝という背景をもとに、ひとりの人間、あるいはまた愛し合う男と女、この二人がその中でどう生きていくか。民の一人一人がどんな生活をしていくのかというのも含めて、感動的な巨編だったと思いますね。人は皆どこの国でも権力を握るとやはり“自分が一番”という風になってしまうんだなと。その中で一番大事なのは民なんだと、民衆なんだということを、ずっと言い続けている主人公が、とても素敵でしたね」
またチョンジョンを演じたパク・シフについてもコメント。パク・シフと言えば『検事プリンセス』『黄金の私の人生』『バベル~愛と復讐の螺旋(らせん)~』など、ラブコメからメロドラマまで多くのヒット作を通じてファンを魅了してきた人気俳優だが、高橋さんの目にも“本物”に映ったという。
「容姿も、非常に素敵だし、動きも機敏だし、アクションも お芝居もしっかりやられるという、両方を備えている感じがしますね。本当に若いですし羨ましいよね」
そう語った高橋さんは『風と雲と雨』の見どころについても語っている。
「やっぱり、男女の愛。愛がテーマですね。非常に絶大なる力、つまり占い、易という力を持った人間が、小さい頃から好きだった人をずっと想い続ける。お互いを想い続けるというのにちょっと感動いたしますね。
それと同時に自分が持っている力を権力者によって利用されるといいますか、それがもう本当に良くなったり悪くなったり、本当に波乱万丈のドラマでございます。観ていて、この人は味方と思い込んではいけません。いま味方だった人がすぐ敵になり、 いま敵だった人が味方になるという、非常に複雑なドラマでございますけれど、じっくり観ておりますと、その背景の美しさ、衣装の美しさ、俳優さんたちの がんばり、様々なものを通して、最後の王朝、これが面白く描かれております。ぜひ、ぜひとも、たっぷりとご覧くだきたいと思います」
高橋英樹さんも絶賛のドラマ『風と雲と雨』。2021年10月6日には第一話~第七話を収録したDVD-SE1が発売され、それと合わせてレンタルDVDもリリース。
また、U-NEXTで独占先行配信がスタートするので、パク・シフファンはもちろん、韓国時代劇ドラマ・ファンにとっても新しい楽しみが増えそうだ。
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