歴代の人気女優が演じたチャン・ヒビンの印象を変えた女優イ・ソヨン

このエントリーをはてなブックマークに追加

「朝鮮王朝3大悪女」と呼ばれる張禧嬪(チャン・ヒビン)。

その生涯はドラマや映画でも数多く描かれ、キム・ヘス、チョン・ソンギョンなど数多くの女優たちが張禧嬪を演じてきたが、最近で張禧嬪と言えば、ドラマ『トンイ』でイ・ソヨンが演じた張禧嬪が有名だろう。

史実ではその美貌で派閥争いを渡り歩く妖女として扱われていることが多いが、『トンイ』では単なる悪女ではなく、気品のある凛とした人物でもあった。

【写真】『トンイ』の嫌われ役イ・ソヨン、ハン・ヒョジュとの“深い縁”

イ・ソヨンは語っている。

「演じる前に負担はありました。先輩たちと比較されるという負担よりも、一般的にイメージさせている悪女ではない新しい人物像を演じるということが、大きな負担でした。

演じながら、最初はカッコよくていいなーと思ってしまいましたが、『トンイ』ではストーリーが進むにつけてヒビンが次第に悪女になっていくじゃないないですか。そうすると、“私が演じる張禧嬪がおかしかったらどうしよう?”という悩みが増えていって……。悪女にはなりますが、品位と知的な風貌だけは失わないようにしなければと思ってしいました。それはイ・ビョンフン監督からのリクエストでもあったんです」

最初はハン・ヒョジュ演じる主人公トンイの憧れであったものの、次第にトンイとは複雑な関係になり、最後は敵対する関係となって空しい最期を迎えることになるチャン・ヒビン。

それでも気品さを失わず視聴者たちを釘付けにしたのは、イ・ソヨンの努力があったからに他ならないだろう。

イ・ソヨン

『トンイ』以降、イ・ソヨンはソン・スンホンが主演した時代劇『Dr.JIN』に出演。同作は日本のドラマ『JIN』の韓国リメイク版で、劇中でイ・ソヨンは朝鮮王朝末期時代・最高の妓生とされたチュンホン役を演じた。

その後は時代劇ドラマの出演はないが、ぜひまたふたたび、美しい韓服に身を包んだ彼女の姿を見たいものである。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

☆イ・ソヨン プロフィール
生年月日:1982年4月16日
身長:169cm
出身校:漢陽大学 演劇映画科

☆主な出演作
『スキャンダル』(2003年、映画)
『春の日』(2005年、ドラマ)
『春のワルツ』(2006年、ドラマ)
『覆面ダルホ~演歌の花道~』(2007年、映画)
『トンイ』(2010年、ドラマ)
『恋せよシングルママ』(2011年、ドラマ)
『Dr.JIN』(2012年、ドラマ)
『ルビーの指輪』(2014年、ドラマ)
『オー・マイ・ゴット~私が突然ご令嬢!?』(ドラマ、2017年)
『花遊記』(2018年、ドラマ)
『ヨンワン様のご加護』(2019年、ドラマ)

【関連】『トンイ』のライバル張禧嬪はなぜ「朝鮮王朝三大悪女」なのか

【関連】『チャングム』や『トンイ』出演の俳優たちは今どうしている?

【写真】「最も美しい50歳」キム・ヘスが朝鮮王朝3大悪女を演じた!!

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事