意外作も! 実はウェブ漫画&小説が原作だった韓ドラ人気作たち

2025年04月20日 コラム #豊田祥子
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今や日本でも幅広い世代の人々に親しまれている韓国ドラマ。実は、LINEマンガやカカオピッコマなどで読める「ウェブトゥーン(縦読み漫画)」や「ウェブ小説」が原作となっている作品も多いのだ。

今回は日本語で読める作品や、まだ視聴できていないけれど筆者が個人的に気になっている作品をご紹介する。

【関連】Netflixで配信されているウェブトゥーンが原作の韓国ドラマ3選

【ウェブトゥーン・ウェブ小説が原作の韓ドラリスト】
◆『ユミの細胞たち』(日本語翻訳版あり)
◆『ミセン-未生-』(日本語翻訳版あり)
◆『社内お見合い』(日本語翻訳版あり)
◆『わかっていても』(日本語翻訳版あり)
◆『ナビレラ』(日本語翻訳版あり)
◆『ジョンニョン、スター誕生』(日本語翻訳版なし)


◆『ユミの細胞たち』
平凡な会社員であるキム・ユミ(キム・ゴウン)の恋愛や日常を、彼女の頭の中に存在する個性豊かな「細胞」たちの視点から描いた作品。ドラマ版では、実写と3Dアニメーションを組み合わせることで、細胞たちの世界と現実世界を巧みにリンクさせているのも注目したいポイント!なんだか、私の頭の中での独り言が映像化されている気分…。笑

『ユミの細胞たち』

シーズン1は2021年、シーズン2は2022年に配信され、そしてなんと2025年3月31日には「シーズン3の制作準備中」(TVING関係者)との発表も。日本の配信元であるLINEマンガのコメント欄には、「定期的に読みにきてしまう」という声も多く、根強い人気がうかがえる。新シーズンの登場がますます楽しみだ。


◆『ミセン-未生-』
囲碁のプロ棋士を目指していたチャン・グレは夢に破れて、コネで大手商社のインターンになる。そんな社会経験も学歴もない彼が、ビジネスの世界で成長していく姿を描いた作品。

韓国では、男性アイドルグループZE:A出身のイム・シワン主演で2014年にドラマ化。日本でも、男性アイドルグループHey! Say! JUMPの中島裕翔主演で2016年にドラマ化されている。(日韓ともにアイドルグループ出身・所属の俳優が主演を務めるという共通点を発見!)さらに、2025年には俳優の前田公輝主演で日韓合作の舞台も制作されている。

『-ミセン-未生』

イジメやセクハラ、社内不正、非正規社員問題など、現実社会でも実際に会社が抱えている問題・負の側面を描いている本作品。「働くとは何か」を考えさせられるドラマでもあるのではないだろうか。日本ではカカオピッコマで読めるので、皆さんにもぜひ読んでみてほしい。

◆『社内お見合い』
平凡な会社員のシン・ハリが、友達の代わりに生意気な女性を装いブラインドデートに…。当日現れたのは、自分が勤める会社のCEOカン・テムだった。

『社内お見合い』

社員とCEOというまったく異なる立場の二人が繰り広げる、スリル満点のラブストーリー。ドラマでは女性アイドルグループI.O.I・gugudan出身のキム・セジョンがシン・ハリ役を、『浪漫ドクターキム・サブ2』などに出演しているアン・ヒョソプがカン・テム役を務めている。原作はウェブ小説だが、日本では漫画NARAK・脚色Egomaで、『お見合い相手はうちのボス』というタイトルのウェブトゥーンが配信されている。


◆『わかっていても』
恋愛に臆病な彫刻専攻の美大生ユ・ナビと、彼女が惹かれる自由奔放な同級生パク・ジェオンとの「友達以上恋人未満」の男女関係を描いた作品。ユ・ナビ役にハン・ソヒ、パク・ジェオン役にソン・ガンを起用している。二人とも日本の韓国ドラマファンの間でよく知られている俳優だ。

『わかっていても』

原作はNAVERウェブ漫画で連載されており、日本語翻訳版はLINEマンガで読むことができる。2024年12月から、横浜流星主演で『わかっていても the shapes of love』のタイトルで、日本版のドラマ配信がスタートしたばかりだ。


◆『ナビレラ』
70歳まで仕事一筋で生きてきた、シム・トクチュルが、ずっと憧れていたバレエに挑戦する姿を描いた物語。シム・トクチュル役はベテラン俳優のパク・イナンが務めている。

トクチュルは小規模なバレエ団で将来有望な若手バレリーノであるイ・チェロクに出会い、バレエを教わることに。イ・チェロク役には『わかっていても』などでおなじみのソン・ガン。濃厚なラブストーリーの『わかっていても』とは打って変わって、バレエで魅せてくれる彼の演技が新鮮に映ったファンも多いのではないだろうか。

『ナビレラ』

新しいことを始めるのは何歳からだってかまわない!そんな大切なことを教えてくれる作品であると筆者は思う。こちらは日本ではカカオピッコマで配信中。実は2024年5月に日本でミュージカル化もされている。


◆『ジョンニョン、スター誕生』
『ジョンニョン、スター誕生(韓国版のタイトルは”정년이”)』もウェブトゥーンが原作のドラマ。朝鮮戦争休戦直後である、1950年代の韓国の女性国劇の世界を舞台に描かれた作品だ。

主人公は、天性の歌声を持つユン・ジョンニョン。ある日、ジョンニョンの住む町を訪れたメラン国劇団の花形男役のスター、ムン・オッキョンに才能を買われ彼女は入団する。ドラマでは、ジョンニョンがスターへと成長していく姿と仲間たちとのストーリーが描かれていく。

『ジョンニョン、スター誕生』

映画『お嬢さん』やドラマ『二十五、二十一』など、話題作に数多く出演している演技派俳優キム・テリがユン・ジョンニョン役だ。魅力的なキャラクターがたくさん出てくる本作品だが、その中で筆者が気になっているのがムン・オッキョン役のチョン・ウンチェ。このドラマ出演のために、髪をばっさりショートカットに切ったそう。その風貌は「ハンサム」そのもの。まだドラマを観れていないが、韓国の女性国劇について勉強をしながら鑑賞予定だ。とても楽しみ。こちらは残念ながら、日本のウェブトゥーンプラットフォームで読めるところはまだない。

今回ピックアップした作品以外にも、韓国ドラマの原作となっているウェブトゥーンは数多く存在する。ウェブトゥーンを愛読しているファンは、未来のドラマ化作品候補を考えながら読んでみるのもおもしろいかもしれない。

文=豊田 祥子

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