女優チャ・ジュヨンが『元敬』での露出シーンについて語った。
ソウル・江南区のカフェでtvN×TVINGドラマ『元敬』に出演するチャ・ジュヨンのインタビューが行われた。
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『元敬』は、夫である太宗(テジョン)イ・バンウォンとともに権力を勝ち取った元敬王后(ウォンギョンワンフ)を描く作品だ。
王と王妃、夫と妻という関係の中に秘められた激動の物語が展開し、これまで幾度となく描かれてきた太宗イ・バンウォンではなく、元敬王后の視点から再構築された女性中心の物語として注目を集めた。本作は1月6日に初放送を迎えた。
チャ・ジュヨンは元敬王后そのものに変身し、特有の低音の声、正確な発音、力強い眼差しを通じて、大胆かつ品格あるキャラクターを表現し、序盤から圧倒的な存在感を放った。しかし、一方で彼女を含む大胆な露出シーンが話題となることもあった。
これについてチャ・ジュヨンは、次のように語っている。
「私は大胆なことに対して比較的勇気のある方だと思う。女優として何の抵抗もなかったが、ただし、あまりにもよく知られた歴史上の人物を演じるうえでの試みには、私たち自身も慎重にならざるを得なかった」
続けて「多くの話し合いや合意が重ねられたと思うが、計算が行き届かなかった部分も確かにあった。ただ、それを物語の展開で補える自信があった。もちろん『そこまでする必要があったのか?』と思われる部分もあることは分かっている。私自身、現場でそのような意見を口にしたこともあった。しかし、核心となるのは朝鮮王室の夫婦の愛の物語だった。私たちはすべてを表現したかったのだと思う」と率直な思いを明かした。
また、「ある部分では『良い試みだった』と言われるかもしれないし、別の部分では『ここまでする必要があったのか?』という反応があることも理解している。誤解や様々な意見があったが、その中でも悩み、最善を尽くし、可能な限りの選択をして努力を重ねた」と慎重に語ったのだった。
特に、彼女は「露出シーンのレベルを事前に知らされていなかった」との報道についても言及した。
あるメディアは、tvNおよびTVINGの『元敬』の俳優たちが撮影前の絵コンテの段階で、露出の度合いが高いことを後になって知ったと報じた。
その報道によれば、制作陣はコンテの段階で露出シーンの演出を強め、チャ・ジュヨンとイ・イダムは服を着たまま該当シーンを撮影したが、後に制作陣が代役の体を合成して放送したという。
また、2人の所属事務所が放送前に編集を求めたものの、「重要なシーンである」という理由で制作陣がこれを拒否したとも伝えられた。
これに対し、『元敬』の制作陣は公式コメントを発表し、「企画段階からtvNバージョンとOTT(オンラインストリーミング)バージョンを区別して制作し、OTT版は『青少年観覧不可』のレーティングで制作されることを明確にしたうえでキャスティングを行った。露出シーンがあることも公開した状態だった」と釈明していた。
この件についてチャ・ジュヨンは、こう語っている。
「その話にはあまり触れたくない。慎重にならざるを得ない。私1人の問題ではない。言えることは、王と王妃の寝室の描写については何の抵抗もなかったし、できることならやりたいとも思っていた。ただ、一言で説明するにはあまりに多くのことがあった」
さらに、「私はこの作品が途中で打ち切りになる可能性も考えていた。それほどまでに、作品が最後まで無事に完結することだけを願っていた。私にフォーカスが当たりすぎることで、多くの人々の努力が無駄にならないことを心から願っている」と慎重な姿勢を示したのだった。
(記事提供=OSEN)
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