友情とは何か、人を見送るとはどういうことか――。Netflix新作『ウンジュンとサンヨン』の制作発表会で、主演のキム・ゴウンとパク・ジヒョンがそれぞれの胸の内を語った。涙と笑顔が交錯した会見は、二人の真摯な思いをそのまま映し出していた。
【写真】キム・ゴウンが10代から40代を!!『ウンジュンとサンヨン』スチール写真
9月5日午前、アンバサダーソウルプルマンホテルで行われた『ウンジュンとサンヨン』の制作発表会には、主演のキム・ゴウンとパク・ジヒョンが登壇した。
本作は、互いを最も好きで憧れ、また嫉妬し憎みながらも、生涯をかけて複雑に絡み合う二人の友人ウンジュン(キム・ゴウン)とサンヨン(パク・ジヒョン)のすべての時間を描くNetflixオリジナルシリーズ。12日に全世界で公開される予定だ。
キム・ゴウン、涙で語った撮影秘話
制作発表会では、劇中でサンヨンの40代を演じたパク・ジヒョンが「サンヨンは死を目前にして、尊厳死のためにウンジュンに同行をお願いする」とストーリーを説明。この言葉にキム・ゴウンは思わず涙ぐみ、「私の涙のスイッチだ。だからこそ大切な作品だと思った。どうやって見送ることができるだろうか、きちんと見送りたいと撮影中も考えていた」と撮影当時を振り返った。
役作りのために体重増加
さらにキム・ゴウンは、役作りについても明かした。「21歳のウンジュンを演じなければならなかったので、10代の雰囲気を出すために体重を増やした。自分が若い頃を振り返ると頬がふっくらしていたので、それを再現したかった」と語り、役への真摯な姿勢をのぞかせた。
パク・ジヒョン「生と死を多く考えた」
一方パク・ジヒョンは、尊厳死を選ぶサンヨンという役どころについて「死に同行してほしいというお願いは利己的で厚かましい行為かもしれないが、死を前にして許されたい相手がウンジュンであり、サンヨンには残された人がいなかった。生と死について多く考えた」と語った。
さらに「直接経験はないので表現できるのか悩みも多かったが、監督やゴウン先輩に大きく助けられた。ゴウン先輩がウンジュンとして目の前に存在してくれたからこそ、しっかりと没入して演じることができた」と振り返った。
互いへの信頼を強調
キム・ゴウンも「サンヨンがパク・ジヒョンで本当によかった。言葉にできないほど頼もしかった。大切な人を見送るとき、どうすればよいか最も多く考えた」と語り、互いへの深い信頼を強調した。
涙と笑顔が交錯した制作発表会。二人が全身全霊で挑んだ『ウンジュンとサンヨン』は、観る者に「人生の友情とは何か」を問いかける作品となりそうだ。Netflixで9月12日より配信開始される。
■【写真】『破墓』で新境地のキム・ゴウン、映画撮影中にカラオケに行ったエピソード
前へ
次へ