『暴君のシェフ』主演イ・チェミン、不安を払拭する演技力!“期待を確信へ”

このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国tvN新ドラマ『暴君のシェフ』(日本ではNetflixで配信中)でイ・チェミンが大抜擢の不安を一掃し、完璧な演技で視聴者を魅了した。

【写真】イ・チェミン、“暴君”役で開花する大人の色気

『暴君のシェフ』は、栄光の絶頂にいた現代のシェフが過去の朝鮮時代へとタイムスリップし、最悪の暴君でありながら絶対的な味覚を持つ王と出会うことで繰り広げられるサバイバル・ファンタジー・ロマンティックコメディである。

イ・チェミンは朝鮮随一の美食家であり、暴君イ・ホンを演じた。冷徹に権力を振るう一方で、不安定な心を抱える立体的なキャラクターを説得力たっぷりに描き出し、視聴者の目を釘付けにした。

初回放送では、現代から朝鮮へタイムスリップしたシェフ、ヨン・ジヨン(演者イム・ユナ)とイ・ホン(演者イ・チェミン)が運命的に対面し、壮大な物語の幕が開く。

イ・ホンは冷ややかな表情でジヨンを宮中料理長に任命し、厳しい警告を放ちながら登場早々に暴君らしい威厳を示した。

さらに大臣たちの制止を振り切って深夜の狩りに出かけ、母・廃妃ヨン氏(演者イ・ウンジェ)を失った痛みに苛まれる姿も垣間見せた。

(写真=韓国tvN)

狩りの最中にジヨンと遭遇した彼は互いを誤解し合い、緊張感あふれる対立を繰り広げる。そして謀反の危機に巻き込まれ、ジヨンと共に川へ転落してしまう。

命拾いはしたものの疑念は解けず、ついには取っ組み合いにまで発展し、長い対峙の末にイ・ホンはジヨンに縛られる屈辱を味わう。民家に身を寄せた2人が共に食事を取る場面では、ジヨンが差し出した一口のご飯をきっかけに幼き日の母の記憶が蘇る。

しかし物語の終盤、正気を取り戻したイ・ホンはジヨンに対し厳罰を下すよう命じ、複雑に絡み合う運命の始まりを告げた。

(写真=韓国tvN)

イ・チェミンは鋭い眼差しと力強い発声で絶対君主の姿を体現する一方、心の奥底に潜むトラウマや孤独を繊細に表現し、暴君イ・ホンを多面的に描き切った。

さらに、ユナ演じるヨン・ジヨンとの掛け合いでは、衝突と反発をユーモラスに表現しつつ、冷酷さの裏に隠された複雑な感情を自然に引き出し、キャラクターの魅力を倍増させた。

前作では青春の顔を見せ、次世代俳優として存在感を高めたイ・チェミン。『暴君のシェフ』では演技の幅を一層広げ、暴君としての威厳と人間的な弱さを緻密に描き分けた。

初回放送からキャラクターに完全に溶け込む姿は、俳優としての成長を示し、視聴者の期待を確信へと変えるのに十分であった。

これから描かれる暴君イ・ホンの物語と成長、そしてヨン・ジヨンとの間に生まれるロマンスの行方は最大の見どころとなり、物語の展開への期待を高めている。

イ・チェミンの熱演が光る韓国tvN新ドラマ『暴君のシェフ』は、毎週土・日曜の夜9時10分から放送中である。なお、本作はNetfllixで視聴することができる。

【関連】イム・ユナ、料理と愛と歴史を越えるヒロインへ

【関連】イム・ユナが語る『暴君のシェフ』舞台裏「3か月前から料理教室に…」

【関連】『暴君のシェフ』新主演イ・チェミンに監督が120%満足

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事