『トンイ』を盛り上げた名子役が“時代劇の巨匠”から教わったことは何か

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『トンイ』。8月7日の第4話では、幼いトンイに人生の転機があった。

彼女の父親チェ・ヒョウォン(演者チョン・ホジン)は賎民の地下組織“剣契(コムゲ)”の首領。しかし、彼は殺人の濡れ衣を着せられた末に亡くなってしまった。兄も命を落とした。悲劇のどん底に落ち込んだトンイであるが、彼女は父親と兄の濡れ衣を絶対に晴らしたいと思った。そのためには何でもするつもりだった。

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幸い王宮の掌楽院(チャンアゴン/王宮で音楽を担当する部署)の奴婢になることができた。トンイが王宮で働きたかった理由は、ひたすら父親と兄の汚名をそそぐためであった。その気持ちは本当にけなげだった。

こうしてドラマは第4話の終盤になって6年後に物語が移り、主人公トンイがキム・ユジョンからハン・ヒョジュに変わった。いよいよ大人編のスタートだ。

それにしても、序盤のヒロインを受け持ったキム・ユジョンの演技は大好評だった。まだ10歳であった彼女は大人顔負けの熱演を見せていた。

『トンイ』
キム・ユジョンはトンイの役をハン・ヒョジュにバトンタッチした

イ・ビョンフン監督が賞賛した女優

特に印象的だったのは、父親チェ・ヒョウォンが亡くなって崖の上で号泣するシーンだ。強い雨が降っている中で、大人の俳優でも感情をコントロールすることがとても難しかった。そんな中でもキム・ユジョンはセリフを理解してしっかりと演じきった。 

イ・ビョンフン監督は本来、俳優の評価に厳しい人だが、キム・ユジョンに対しては最大の賞賛を惜しまなかった。

キム・ユジョンもこう語っている。

「イ・ビョンフン監督は演技指導をたくさんする方ですが、特に子役たちが驚くシーンをよく撮ります。その時は、実際に監督が自ら見本を見せてくれました。また、演技をする時に楽に声を出せる方法などをアドバイスしてくれました。こうした指導があったからこそ、撮影現場で自分がそれなりにできたのだと思います」

こう語ってキム・ユジョンはイ・ビョンフン監督に心から感謝していた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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