俳優カン・ユソクが、年初から下半期にかけてノンストップで活躍している。
今年3月に公開されたNetflixオリジナル『おつかれさま』を皮切りに、ドラマ『いつかは賢いレジデント生活』、そして現在放送中の『瑞草洞<ソチョドン>』に至るまで、話題作への連続出演で存在感を放っている。いずれの作品でも、キャラクターとの高いシンクロ率と緻密な演技力を発揮し、多くの視聴者の注目を集めている。
『おつかれさま』では、IU演じるヤン・クムミョンの弟・ヤン・ウンミョン役を好演。姉と比べられながら育った次男としての切なさや、家族への深い愛情、不器用ながらも真っ直ぐな感情を繊細に表現し、俳優としての真価を証明した。軽率にも見える行動の奥に潜む深い思慮を、愛嬌と優しさを織り交ぜた演技で魅せ、ドラマに温かなエネルギーを吹き込んだ。些細な場面も丁寧に積み上げるディテール重視の演技が高く評価され、没入感を高めた。
続く『いつかは賢いレジデント生活』では、アイドル出身の産婦人科研修医オム・ジェイル役を演じ、180度異なる魅力を披露。明るく元気なキャラクターを“カン・ユソク流”に消化し、不器用な新人としての成長ストーリーをユーモラスかつ愛らしく描き、多くの共感を呼んだ。
なかでも、劇中でTOMORROW X TOGETHERのスビン、ヨンジュンと結成した架空のアイドルグループ「HI-BOYZ」としての活動は、放送と同時に大きな話題に。出演したミュージックビデオのティザー映像は、公開直後にYouTubeの急上昇動画1位を記録し、カン・ユソクは音楽番組『M COUNTDOWN』の生放送ステージにも出演するなど、特別な経験を重ねた。
さらに現在放送中の『瑞草洞<ソチョドン>』では、キャリア4年目のアソシエイト弁護士チョ・チャンウォン役で、再び新たな顔を見せている。オフィス内外を軽快に行き来し、法曹界のムードメーカーとして物語を牽引。生活感に根ざしたリアリティある演技と、リズミカルなテンポでドラマ全体に活力をもたらしている。作品に自然と溶け込む彼の存在感は、視聴率を支える重要な軸として機能している。
このように演技力・話題性・大衆性を兼ね備え、確かな成長を遂げるカン・ユソクには、ドラマ業界のみならず広告業界からのラブコールも殺到。次世代を担う“広告界のブルーチップ”としても注目されている。 彼は単に作品数を重ねるのではなく、役ごとにキャラクターのディテールを丁寧に読み取り、完成度の高い人物像を構築する稀有な俳優だ。
毎作、まったく異なる顔を見せる柔軟さと深みのある演技で、“信頼できる俳優”としての評価を着実に積み上げている。カン・ユソクの歩みは下半期も続く予定で、その動向に業界内外の期待がますます高まっている。
なお、カン・ユソクが出演するドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』は、U-NEXTにて配信中。
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