『グッドボーイ』でパク・ボゴムとオ・ジョンセのキャラ対決にゾクゾクさせられる

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日本ではPrime Videoで配信されている『グッドボーイ』。序盤から中盤に進んでユン・ドンジュ(演者パク・ボゴム)の猪突猛進ぶりに、さらに拍車がかかっている。

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ドンジュは本当に不器用な男だ。自分の感情を抑えることができない。彼は国際大会のボクシングで金メダルを獲得しており、特別採用で警察官になった。それ以来、とにかく拳でワルをやっつけることしか考えていない。

そんな彼が一番の標的にしているのが関税庁職員のミン・ジュヨン(演者オ・ジョンセ)だ。この男は公務員だが、裏では密輸の元締めになっていて、自分の職務を利用して悪どく儲けている。ドンジュからすれば、自分の親友を轢き逃げ犯に仕立て上げて命を奪った恨みがある。絶対にこの男だけは監獄にぶちこまなければならない。

幸いに、海外逃亡を図るジュヨンを徹底的に追い詰めて逮捕することができた。彼の乗る車のフロントガラスに自ら突撃するという無鉄砲さは相変わらずだった。

こうして身柄を拘束したのだが、ジュヨンは本当に食わせ者だ。口を割らないことは予測できたが、さらにとんでもないことが起こった。なんと、検察が乗り出してきて、ジュヨンを連れて行ってしまったのだ。しかも、彼に関する捜査資料もすべて持って行った。こうなってしまっては手が出せない。

『グッドボーイ』
パク・ボゴム(左)とオ・ジョンセ(写真=JTBC)

主役と悪役の強烈なキャラ対決

それだけではない。なぜかジュヨンは罪が軽微という理由で釈放までされてしまった。ドンジュが「裏に強力なバックがいるはずだ」と勘繰るのも当然だ。

それは誰なのか。そのことが徐々に明らかになってくるのだが、ドンジュにすれば「なんでも正面突破!」の心境だ。それゆえ、何度もしつこくジュヨンの前に出て、彼を威嚇し、脅し、警告している。

しかし、ジュヨンはしたたかだ。どんなにドンジュが罵声を浴びせてきても常に冷静さを保っていて、感情を表に出したりしない。根は恐ろしいほどの悪なのだが、それをうまく隠すワザを持っている。そんなジュヨンをオ・ジョンセが冷静沈着に演じている。決してオーバーな演技もせず、納得の演技派ぶりを見せている。

「主役」パク・ボゴムと「悪役」オ・ジョンセ。『グッドボーイ』での強烈なキャラ対決がますます面白くなってきた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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